日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18)=金足農=が23日、沖縄・国頭で初めてのキャンプを打ち上げた。
「すごく充実した日々を過ごせた。初めてだったので80点。最初の方は遠慮していたので、もっと積極的にできていれば100点かな」
右前腕の張りのため22日のシート打撃登板を回避したが、この日も約50メートルの距離でキャッチボール。大事をとって右肘にサポーターをしていたが、問題はなさそうだ。
収穫は2月16日の紅白戦(国頭)で先発したこと。「この時期に実戦で投げられるとは思わなかった。実戦感覚を養えた」。一方、課題には投球フォームを挙げた。「投げ方をしっかりできなかった。そこは帰ってからしっかりやりたい」。右前腕の張りの原因も「下半身が使えていない」と自己分析。甲子園の時の動画などでフォームをチェックし、26日の投球練習再開に備えている。
初めての沖縄は「あっという間だった。飽きる前に終わった」と笑顔をみせた。空いた時間は宿舎近くでパンケーキを食べたり、海を見たりしながらリフレッシュもした。「この世界は個人でしっかりやる選手が活躍する。できるだけ早く1軍に上がれるように時間を使っていきたい」。プロの顔つきになっていた。 (土屋善文)