楽天の新外国人のブラッシュが、日本のエースから豪快な一発を放った。オープン戦1号は菅野から。「いい真っすぐといい変化球があって、コントロールのいい、すばらしい投手だと聞いていた」。2回先頭、151キロの速球を「ベース上に来るストライクを強く振ることだけ考えていた」と、バックスクリーン左にたたき込んだ。
3回1死では野上の107キロカーブを左前へ。平石監督は「日本を代表する投手の真っすぐをホームランにした後、変化球にも対応できた」と納得顔だった。
右脇を大きく開けてバットの先を投手の方向に向ける独特な構えは、ロッテなどで活躍したフリオ・フランコを思わせるが「自分はサダハル・オーに似ていると思うんだ」とニッコリ。その言葉を聞いた報道陣は?マーク。一本足打法ではなく、王さんにも似てはいないが、本人はご満悦だった。 (竹村和佳子)