途中出場した福田永将内野手(30)が、オープン戦のチーム第1号を放った。7回、この日の最初の打席で昨季1勝だったDeNAの右腕・飯塚と対戦。初球のスライダーを豪快にバックスクリーンへ運んだ。
「風があったので入るとは思いましたけど、ぎりぎり。コースは張ってましたが、スライダーを読んだわけではない。真っすぐだったらファウルになっていたと思いますよ。たまたまです」
昨季、プロ12年目で初めて規定打席に到達した福田も、定位置は確約されていない。この日は「6番・三塁」で先発した高橋が5回に左前安打で出塁すると、代走で登場。そのまま三塁を守った。それでも、ベンチ・スタートの悔しさはあったのか? の問い掛けにも「別にないです。冷静にやるだけです」と受け流す。
選手会長の福田と主将の高橋による争い。与田監督は「一塁も含めて彼の打撃も守備も期待しているので、結果が出て良かったです」と受け止めた。