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2019年2月24日 紙面から
走塁練習で一塁をまわる根尾=読谷球場で(伊藤遼撮影)
右ふくらはぎの肉離れで別メニュー調整を続ける中日ドラフト1位・根尾昂内野手(18)=大阪桐蔭高=が、24日にリハビリの「卒検」に臨む。23日の読谷キャンプではベースランニングをこなし、大きな課題をクリア。小笠原道大2軍監督(45)は試験的に2軍本隊と同じ練習をさせることを明言した。
さながら修了試験だ。練習終盤。スパイクを履いてのベースランニング。根尾は「かなり力を入れて走りました」。出遅れの原因となった右足でベースを踏む場面もあった。走り終え、問題はなし。最終関門をくぐり抜けた。
見守った小笠原2軍監督が今後の見通しを語った。「まずはあすの朝の状態を見てからだけど、一度全体と同じようなメニューをさせようと思う。車の卒検みたいな感じで」。24日の練習で、2軍の他の野手と同じフルメニューをこなしてみる。それが「卒検」というわけだ。
さらに続けた。「そこで反動とかが出なければ、本隊に合流という話になるんじゃないかな。もちろん練習量は落とすけどね」。2軍は、25日にDeNAとの練習試合を読谷で行う。通常の練習となる26日にも、根尾の全体練習合流の可能性を示唆した。
呼応するように根尾のギアも上がってきた。フリー打撃では、カーブマシンに続き、森野2軍打撃コーチの投げる球を軽快に打ち返した。計66スイングで安打性は31本。柵越えは3本放ち、うち2本はこれまでなかったバックスクリーンへの飛球だった。昨夏の甲子園大会決勝、金足農の吉田(現日本ハム)から放った一発のような打球に「脚が動いてきたことでスイングの調子も上がってきています」と、状態の上向きを感じ取った。
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