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【ドラニュース】

初OP戦黒星も与田監督手応え 初球から積極的に打つ姿勢を評価

2019年2月24日 紙面から

中日-DeNA 7回裏無死、本塁打を放った福田(右)を迎える与田監督=北谷球場で(中嶋大撮影)

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 与田竜のオープン戦初戦は、残念な黒星スタートとなった。中日は23日、オープン戦のDeNA戦(北谷)に4-8で敗戦。ただ、新外国人左腕のエンニー・ロメロ投手(28)が2イニングを無失点に抑え、5年目の加藤匠馬捕手(26)も強肩と勝負強い打撃でアピールした。シーズンに向け、与田剛監督(53)は悔しい敗戦の中にも一定の手応えを感じたようだ。

 シーズン開幕戦の相手を迎えてのオープン戦初戦。与田監督も「これから1年間戦っていくチーム。(これまでとは)全く違う感情になった」と意気込んで臨んだが、黒星発進となった。

 ただ、光るものはたくさんあった。新外国人のロメロは、6回からの2イニングを1安打無失点で2奪三振。指揮官は「ブルペンで見た以上に実戦で素晴らしい投球をする」とうなった。

 現時点でのベストオーダーを組んだ打線も、5点のビハインドをものともせず奮闘した。5回に阿部の犠飛などで反撃開始。7回に福田がソロ本塁打、8回には平田の犠飛で1点差まで追い上げた。強肩で売り出し中の加藤もバズーカをさく裂させて2つの盗塁を刺し、バットでも5回に適時打。与田監督は「加藤は肩の強さを十分にアピールしている」と評価した。

 そして何より、攻撃的な姿勢を常に持ち続けたことを褒めた。「序盤に点を取られ、野手も攻撃のリズムをなかなかつかめなかったと思いますが、最後までベンチの中で声を出して諦めない姿勢をすごく出していた。これはどんどん続けてほしい」

 キャンプイン直後は「もっとメラメラしたものを出してほしい」と奮起を促していたが、戦う姿勢が浸透してきたという手応えは感じているのだろう。5回の加藤や7回の福田が初球から積極的に仕留めにいき、結果を出したことにも「投手がファーストストライクが欲しいという中で、初球からしっかり打っていった」と目を細めた。

 

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