高橋英樹×沢口靖子、夢コラボ　「十津川警部VS鉄道捜査官・花村乃里子」

　俳優高橋英樹（７５）が主演を務めるテレビ朝日系人気ドラマシリーズのスペシャル「十津川警部ＶＳ鉄道捜査官・花村乃里子」が３月１７日午後９時から放送され、女優沢口靖子（５３）がゲスト出演する。沢口は同局系人気シリーズ「鉄道捜査官」の主人公・花村乃里子役で登場。乃里子が十津川警部（高橋）に助太刀し、難事件に挑む。

　警視庁捜査一課の十津川警部が鉄道にまつわるトリックを解明する「西村京太郎トラベルミステリー」は１９７９年にスタート。今作で第７０作の超人気シリーズとなった。一方、警視庁鉄道捜査隊東京駅分駐所に所属する乃里子の活躍を描く「西村京太郎サスペンス　鉄道捜査官」は２０００年の第１弾以来、ファンを魅了し続け、昨年５月の放送で第１８作を迎えた。

　共に同じ作者の原作を映像化し、鉄道ミステリーであるという共通点を持っている。そんな２大人気シリーズのヒーロー＆ヒロインが夢のコラボを果たした。今作では乃里子が十津川班の捜査に全面協力し、人気キャラクターが一枚岩となって事件解決を目指す。

　沢口は高橋と初共演で「記念すべき７０作目という作品に『鉄道捜査官・花村乃里子』として登場させていただけるなんて、とても面白い企画だなとワクワクしました」と胸を躍らせる。

　高橋も「こんな大型コラボは初めてですし、ましてや沢口靖子さんという大女優がわれわれの作品に登場してくださると聞いたときは、思わず『ウソでしょ？』って言っちゃったんです」と驚きを隠せない。

　高橋は撮影を通じ、沢口の小顔と笑い上戸に驚いたとジョーク交じりに語る。さらに「長いこと主役を張っておられるからか、内側からにじみ出るパワーが本当に素晴らしい！」と絶賛。沢口は高橋の目力に圧倒されたとしながらも「私も負けないように足を踏ん張って、頑張ってセリフを言ったつもりです」と１９年間、乃里子を演じてきたプライドを見せた。

＜あらすじ＞　東京都内の河原で悪徳ジャーナリストの刺殺体が発見される。十津川警部と亀井刑事（高田純次）が捜査にあたり、事件当夜、段ボール箱を載せた台車を押す謎の男が浮かび上がる。そのころ十津川に乃里子から電話が入り、乃里子は事件当日、東京駅で二度も謎の男を見かけたと話す。男を追いかけ十津川らは山形へ向かうことに。一方、乃里子は東京駅の防犯カメラのチェックを申し出、十津川と乃里子による合同捜査が始まる。