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【プロ野球】

日本ハム・輝星、右前腕に張りでシート打撃の登板回避

2019年2月23日 紙面から

練習を終え、引き揚げる吉田輝(中央)=国頭で(河口貞史撮影)

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 日本ハムのドラフト1位吉田輝星投手(18)=金足農=が前腕の張りのため22日に沖縄・国頭で予定されていたシート打撃の登板を回避した。症状は軽く吉田輝自身は投げる意思を示したが大事を取って強制的にストップがかかった。

 キャンプの総仕上げとなるシート打撃は無念のお預け。19日のブルペンでキャンプ最多の73球を投げたころから、前腕部分に張りが出たという。

 「今はほぼ張りはない。投げようと思えば投げられるんですけど…」。吉田輝がそう話す通りこの日もキャッチボールをするなど大事には至っていない。ただ、打者相手の全力投球には、症状悪化のリスクがあるため回避となった。

 荒木2軍監督は「こっちがストップをかけた。張りもあるし体全体も疲れている。今は無理をする時期ではない。本人は不服そうだったけどね。投げたい雰囲気を出していたよ」と説明。今後もキャッチボールは続けるが、投球練習の再開は千葉・鎌ケ谷に戻ってからの26日になる見通しだ。

 吉田輝は「いま投げ方が悪いのでそれも原因かもしれない。力んでたり下半身をうまく使えていない。このままだと肘に負担がきやすいので、甲子園や練習のときの動画をみて良いフォームを確認したい。この期間をポジティブにとらえたい」と前向きに語った。23日で2軍のキャンプは打ち上げ。焦らず慌てず、吉田輝が一歩ずつ前に進んでいく。 (土屋善文)

 

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