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【プロ野球】

3・2オープン戦で巨人の人的補償対決 西武・内海VS広島・長野

2019年2月23日 紙面から

ハツラツとノックを受ける広島・長野=沖縄市で(飯室逸平撮影)

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 元G戦士による人的補償対決の実現だ。巨人から移籍の広島・長野久義外野手(34)が、地元・佐賀で3月2日に行われる西武とのオープン戦で内海哲也投手(36)と対決することが22日、濃厚となった。この日、ともに巨人から人的補償で移籍した西武・内海の同戦での登板が決定。長野は昨年までのチームメートとの対戦を心待ちにした。

 注目の対決が、早くも実現しそうだ。西武とのオープン戦(3月2日)で、相手先発として内海が登板することが決定。舞台は長野の地元・佐賀ということもあり、見逃せない一戦となる。長野は練習後、元チームメートとの対戦で打席に立ちたいか問われると「そうですね」と短い言葉に力を込めた。

 2人は昨年までともに巨人でプレー。お互いチームを支えてきた存在で、リーグ3連覇と日本一の喜びも分かち合った。くしくも今年、長野は丸の、内海は炭谷の人的補償で移籍。キャンプ中には広島の休養日に長野が南郷で練習中の内海の元へ訪問したり、日南市で西武の投手会が行われていた際に、わずかな時間ながら顔を出すなど絆は深い。

2日続けてブルペン入りし調整する西武・内海=春野で(大月崇綱撮影)

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 内海の移籍が決まったのは昨年12月。長野が同時期に巨人で契約更改交渉を行った際には強いショックを受けながら「交流戦であったり、日本シリーズでやる機会があれば、コテンパンに打ちたいと思います」と語っていた。自身もユニホームが変わり、3・2への思いを問われると「出たら頑張ります」と控えめに意気込んだ。

 先発出場も可能性十分だ。ここまでは、18日の韓国・KIAとの練習試合で対外試合初打席初安打を記録。高ヘッドコーチは西武戦に関して「地元だしね。アクシデントがなければ連れて行く」と明言。内海の登板も伝え聞くと「じゃあ、出さないとね」と前向きな言葉を口にした。

 キャンプ終盤の中、精力的に汗も流す。この日は打撃練習後の重点練習で、当初予定に入っていなかった外野ノックを受けた。昨季のリーグ王者対決でもある西武戦は、緒方監督と辻監督の佐賀県出身対決でもあり、注目度は高い。「広島・長野」と「西武・内海」が相対する瞬間、より一層球場が熱気に包まれそうだ。 (田中哲)

 

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