平田、仮想開幕「集中する！」　満を持して１軍合流「状態いい」

　真打ちがベイ切りだ！　中日の平田良介外野手（３０）が、２３日のオープン戦初戦となるＤｅＮＡ戦（北谷）に出場する。開幕カードでぶつかる相手との一戦。「ＤｅＮＡは開幕戦で当たる相手でもある。一球一球に集中していきたい」。静かに語る言葉の裏に熱意がにじんだ。

　昨季、平田のＤｅＮＡ戦での打率は３割１分４厘。トータルの３割２分９厘からは少し低くなったが、６本の二塁打を放つなど、対セ・リーグで最高の長打率５割２分３厘を記録。平田のバットがゲームを局面局面で大きく動かしたと言える。

　今季も自身がかぎを握ることは自覚している。「体の状態はすごくいい」。読谷の２軍組でじっくりと土台を作り、２１日に同じく外野のレギュラーで調整を任されている大島とともに１軍合流した。満を持して出場する２３日のＤｅＮＡ戦は、さながら開幕の予行演習。相手の力量を、直に測る場にする。