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【ドラニュース】

「権藤×立浪」始球式で夢対決 4・2ナゴヤドーム開幕戦

2019年2月23日 紙面から

ナゴヤドーム開幕戦の始球式に登板する権藤さん=北谷球場で

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 中日の今季ナゴヤドーム開幕となる4月2日の広島戦で、OBの権藤博さん(80)と立浪和義さん(49)=本紙評論家=が始球式を行うことになった。ともに1月に野球殿堂入りした2人のレジェンド。権藤さんが投げ、打席の立浪さんが空振り…、という設定のはずだが、権藤さんは「勝負」を提案。本番では果たして…。

 ナゴヤドームで立浪が構え、権藤が投げる-。竜を代表するレジェンド2人のコラボは竜党、そしてオールドファンにとってもたまらない場面になりそうだ。

 4月2日の広島戦オープニングイベントの概要がこのほど決まり、始球式で権藤さんがマウンドに立ち、立浪さんが打席で打者役を務めることになった。

 2人に白羽の矢が立ったきっかけは、今年1月の野球殿堂入り。偉大なOBがそろって選出されたことは、新年早々から中日にとって明るいニュースだった。

 与田監督も、このいい流れを「チームの勝ちにつなげていければ」と喜んでいた。6年連続Bクラスからの脱出だけでなく、2011年以来8年ぶりの優勝を目指して本拠地でスタートを切るナインを鼓舞するイベントとなるはずだ。

 大役に、立浪さんは「オープニングの大事な場でこういう機会を与えていただき、すごく感謝しています」とのコメントを本紙に寄せた。

 一方、22日に北谷に姿を見せた権藤さんは、始球式のマウンドに立つことに感謝の気持ちを表し、その上で、驚きのコメントを口にした。

 「俺は立浪に打ってもらいたいんだ」。普通は空振りして、無事終了。権藤さんはこう考える。「ありきたりに、投げて、そして空振りって、それじゃあ面白くないよね」。横浜監督時代には先発、中継ぎ、抑えの投手分業制を確立して日本一に導いた。既成概念にはとらわれない人だ。

 「俺も投げられるように練習して準備をするから、立浪にも打ってもらいたい。ボールだったら見送り、ストライクなら打つ。まあ、ファウルにすることはないだろうから。勝負ですよ」

 なんと、世代を超えた1球勝負を持ちかけた。「立浪にヒットを打ってもらえれば一番いいんだろうけどね」。どんな結末でも、おもしろい対決になりそうだ。

 

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