鳩山由紀夫氏の警鐘
先ほどの北海道厚真町の地震は苫小牧での炭酸ガスの地中貯留実験CCSによる人災と呼ばざるを得ないと鳩山由紀夫元首相
http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/782.html
昨夜、起きた厚真町のM5.7、震度6弱地震について、びっくりするような情報があった。
鳩山元首相が、苫小牧における炭酸ガス地中貯留実験による事故ではないかと問題提起したのだ。
実は、人工的な作用によって地震が引き起こされる事例は少なくない。
例えば、大型のダムに貯水が始まると、周辺で地震が増えることが知られている。
もう十数年前だが、和歌山県と奈良県の境に近い池原ダムで、貯水を始めてから、震度3程度の直下型地震がたくさん発生した事例が知られているが、今、ネットで情報を調べたが、当時のデータが失われていた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E5%8E%9F%E3%83%80%E3%83%A0
ダム誘発地震として世界的に有名なのは、世界最大の三峡ダムの貯水を始めてから起きた、2008年の四川地震である。
これについては、たくさんの論文が出ているが、ダム建設計画の段階から、その危険性が繰り返し指摘されていた。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E5%B7%9D%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E9%9C%87
https://www.epochtimes.jp/jp/2013/04/html/d81589.html
https://www.jstage.jst.go.jp/article/zisin1948/35/2/35_2_171/_pdf
https://wired.jp/2009/02/09/%E3%83%80%E3%83%A0%E3%81%8C%E5%9B%9B%E5%B7%9D%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%81%AB%EF%BC%9F%EF%BC%9A%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%A7%E3%82%82%E8%AB%96%E6%96%87/
そもそも、大地震発生のトリガーとなる現象として、月齢=太陽・月・地球による引力整列や、高気圧による地盤圧迫効果などが指摘されていて、不安定な地球表面に、重力バランスを失わせるような構造物を設置すれば、大地震の引き金になるのは必然的なことである。
また、笹川財団の作った地球観測船、ちきゅう号が、震源域をボーリングした際に、地震を誘発させた事例も知られている。
http://sekaitabi.com/thechikyu.html
https://jishin-yogen.com/blog-entry-8302.html
ちきゅう号は、東日本大震災の直前、イスラエル乗組員を乗せて震源域をボーリングしていたことも知られている。
それから、日本に世界的な量の資源があると指摘された、メタンハイドレートだが、なぜか商業的大規模利用が進まない事情として、これを採掘したら、日本列島がバランスを失って沈没するという指摘もあった。
http://www.asahi-net.or.jp/~zu5k-okd/house.12/control/metan/metan.1.htm
http://www.knak.jp/livedoor/oil/Methanehydrate-problem.htm
上に引用したように、人工的な地殻への関与が、想像もしていなかった大地震などの危険を生むことは、理論的には十分にありうる話で、鳩山氏が、どれほど被害妄想的な性格があったとしても、ガス貯留が厚真町大地震を引き起こした可能性については、信憑性が低くないものである。
もし、これが事実だとすれば、ガス貯留実験の主催者側は、地震との因果関係を認めていないわけだから、これからも実験を継続するなかで、何度でも厚真町大地震が再現されることになる。
今朝、私は、東方面の危険な宏観を報告したが、もしかしたら、厚真町で連続的に地殻変動が起きる可能性も少ないとはいえない。
上にメタンハイドレート掘削問題を書いたが、これなどは、ダム地震以上に危険極まりない行為であり、メタンハイドレートの性質として、一度、掘削を開始して液状化・ガス化が始まると、もう制御しようがないほど勝手に崩壊が起きるという指摘もあり、もし日本列島の地盤の一部をなすハイドレート層が崩壊を始めたなら、ちょうど原発のメルトダウンと同じように、誰もコントロールできず暴走し、最後には、日本列島が沈没してしまう可能性だって小さくないのだ。
https://blogos.com/article/59644/
厚真町の地震が、炭酸ガス注入実験と関係あるとすれば大変なことで、厚真地震による損害額は、札幌の停電まで含めれば、おそらく数千億円単位であり、これを事業主体や国に責任が覆い被さってくるだろう。
この問題は、人ごとではなく、日本政府は、「トイレなき原発」=廃棄物処理や被害補償の見通しもないまま核政策を実行している以上、いつ誰にでも降りかかってくるかもしれない問題である。
いつなんどき、我々は、水俣病や四日市公害のように政府や事業体の被害者になるかもしれないのだ。