WBAバンタム級王者・井上尚弥(25)=大橋=が21日、米グアムでの強化合宿から成田空港に帰国した。5月18日に英グラスゴーでワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)準決勝として行われるIBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26)=プエルトリコ=との統一戦に備え、まる3日間徹底的に走り込んだ。
「低酸素マスクを着けてダンベルを持って、朝は砂浜で8.5キロ、午後は芝で12、3キロ走った。ダッシュ系もやり、今までで一番走ったと思う。試合へ向けスイッチが入りました」と、井上尚は日に焼けた顔をほころばせた。トレーニングの合間には父の真吾トレーナー、弟のWBC同級暫定王者・拓真とのショッピングでリフレッシュもできた。英国初上陸へ調整は順調そのものだ。