昨日の記事では、詐欺的ファンドについてあれこれ自分の妄想を含め書きましたが、詐欺的ファンドの分析はSLで勝ち組になるためには必須のスキルなので、引き続き考察(妄想?)したいと思います。

詐欺的ファンドにとってSLのおいしいところは、なんといっても匿名組合員に対して法的立場の強いところ。

匿名組合員は、株主のように株主権を行使して経営に口出せないし,また銀行のように担保権を行使して競売に出せないので、一斉に期失扱いにしてたところで、怖れることはない。

匿名組合契約約款でサービサーへの売却も事前承諾しているので、ほぼ全権委任されているようなもの。

安全安心の担保設定をしていようが、それを行使するかは営業者次第。

営業継続を断念すれば、見ず知らずの投資家より身内である貸付者の利益の方を第一に考えて当然でしょう。

裁判は多少怖いかもしれないが、裁判で負けて5億円取り戻されたところで10億円を隠し残すことができたら大成功ぐらいの感じでいるんじゃないですか?

たとえ、刑事罰を喰らいブタ箱に数年入っても、一生一族が遊んで暮らせたら本望でしょう。家族のためにお父さん体を張って頑張ったって感じで。

詐欺的ファンドの首謀者というのは、たいてい破綻寸前の企業を抱え、このまま座して死を待つより一か八か一世一代の大勝負をかけてみるぐらいの覚悟でやっているのでしょうから、裁判で相手にしても相当手こずりますよ。

みんクレのときのように、被害者の会に脅しやゆすりをかけてくるかもしれないし、はたまた闇の世界の人たちが動きだすかもしれないし、とにかく常識の通じない筋の悪い人たちを相手にしなければならないので、個人投資家にとって荷が重いですね。

結局「やったもの勝ち」「詐欺的ファンドに一旦拘束されたら、ほとんどお金が返ってこない」ということが現実になる気がします。

こう考えてみると、詐欺的ファンドにとってSLはまだまだおいしそうなので、私たちはこれからも相当警戒していかなくてはならないですね。素性の知れない人たちに不用意に大金を投資しないように注意していきましょう。匿名組合出資は相手を信用して全権を委任するのが基本ですから、上場企業を中心に信用できる相手を選んでいきましょう。

PS 参考に毎日新聞記事をリンクしておきます。

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