45分で夢の世界へ

45分で夢の世界へ

宝塚歌劇や旅行について語ります。

アメンバー限定で記事をアップさせていただくことがあるかもしれません。

もしお読みになりたいのであればメッセージで申請願います。

NEW !
テーマ:
 公式に発表になりました。

2019年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【日本青年館ホール公演/シアター・ドラマシティ公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。

月組公演

■主演・・・(専科)轟 悠

◆日本青年館ホール:2019年7月30日(火)~8月5日(月)

◆シアター・ドラマシティ:2019年8月11日(日)~8月19日(月)

ミュージカル
『チェ・ゲバラ』
作・演出/原田 諒

「20世紀で最も完璧な人間」とサルトルに言わしめた男、エルネスト・ゲバラ(通称チェ・ゲバラ)。生涯一闘士としての生き方を選び、鋼のように強い意志と炎のような情熱を持った彼は、数々の伝説を残した革命家でありながら、人間愛を貫いた男でもあった。没後50余年を経ても、その不屈の精神と高い理想は今なお色褪せることはない。フィデル・カストロとの友情、妻アレイダとの愛、革命家仲間たちとの心のふれあいと軋轢──多彩な登場人物たちを織り交ぜながら、その誇り高くも激しく、清廉で理想に燃えた生き様をドラマティックに、そして鮮烈なまでに力強く描き出すミュージカル。
エルネスト・ゲバラはアルゼンチンの裕福な家庭に生まれながらも、ラテンアメリカの貧困を憂い、その原因となっている列強国による支配を打破すべく立ち上がる。キューバのフィデル・カストロと志を同じくしたエルネストは共に戦い、キューバ革命を成功へと導く。やがてキューバ政府の要職に就いたエルネストだが、自らの存在意義と国家のあり方に苦悩することになる。「祖国か、死か!」──民族や国家を超えて、世界革命を追い求めた孤高の革命家の眼は、自らに課した次なる責務を見据えていた……。


 チェ・ゲバラといえば、確かお医者さんでしたね。これで轟さんのお医者さんは四公演連続になります!まあ今度は革命家ですし、あまり医術は使われず、らしくないお医者さんでしょうが┅。

 革命家も多く演じられてますね。ルキーニに始まり、双頭の鷲から今作ですか。他にもあると思います。やはりお似合いだと思います。

 演出もリンカーン以来、原田諒さんを多用されますね。相性がいいとお考えなんでしょうか。

 そしてゲバラの国連演説が、このお芝居のクライマックスの可能性が高いですし、そこはリンカーンともかぶりますが、轟さんが経験を活かして演じられるでしょうから、大いに盛り上がりそうです。できばえによっては、何か外部の賞など評価も受けられるかもしれませんね。

 ここで、小生は少し懸念を持たざるを得ません。劇団が決めたこととはいえ、これでは轟さんがなさりたいことを、なさりたいようにされていると受け取られかねません。それともたまたまそうなってしまったのでしょうか、そこは劇団に配慮はなかったのか?まあ、あまり勘ぐってはいけませんね。

 それより小生が瞠目したのは、チェ・ゲバラという題材が選ばれたことです。確かに男臭くカッコいいお役となりそうで、これが可能なのであれば、宝塚の男役の目標となり得る名作を創ることもできそうです。ゲバラは39歳で亡くなっており、轟さんでなくても、しっかりとした土台のできた男役さんなら挑戦できるでしょう。かつて轟さんが初演主演されて、再演された演目は存じ上げませんが、本公演では原田さんに劇団の財産となるような作品創りをお願いしたいです。


 演説といえば先だってのバウホール公演でも、なにか演説をされるのがテーマのお芝居だったと思います。小生は舞台は観ておりませんが、スカステでは一部を拝見しました

 専科のお二人と宙組生がノリノリで演じておられました。非常にいい雰囲気でしたね。楽しいお芝居ということで、評判も良かったと思います。

 小生はお金も時間も不如意であります故、限られた観劇機会で、あえてあのような公演を観たいとは思えませんでした。コメディとしては中途半端なような気がしておりましたので┅。ですがスカステで轟さんの振り切った演技を視ますと、意外と中途半端でもないのかもしれないとも感じましたね。

 短い在任期間では普通トップさんができないようなお役とお芝居を、トップオブトップさんがなさっているのは凄いと思いましたし、バウホールという空間のサイズ感が、轟さんの現状のパフォーマンスにぴったりで、お似合いだったと思います。

 スカステニュースで視ていて一つ残念だったのは、初日も千秋楽も、轟さんがまりんさん以外の主演者の紹介を、「宙組から10名!」と十把一絡げになさったところで、下級生に気配りを欠かされないはずの彼女らしくないように感じました。千秋楽くらいは熱演だったろう助演の宙組生を、一人ひとり紹介されてもよかったのではないでしょうか。

 今度はましてや月組公演、最後に演者が順に挨拶、拍手をもらえるような演出をつけてあげてもいいでしょう?原田さん。


 ディナーショーも、小生の予想通りOGの助けを借りられ現役生の負担も確かに減りました。チケットも瞬殺になると思います。