米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画をめぐり、政府が進める名護市辺野古の埋め立ての是非を問う沖縄県民投票(24日投開票)で、期日前投票の出足が好調だ。一時不参加を表明した市でも同じ傾向を示し、広報活動に力を入れる県は安堵(あんど)している。
県民投票は、選択肢などをめぐる意見の違いから全県実施が危ぶまれた。選択肢も告示の約2週間前に「賛成」「反対」の2択から「どちらでもない」を加えた3択に変更され、周知や準備の遅れを不安視する声もあった。
しかし、15日に始まった期日前投票は、17日までの3日間で投票資格者総数の約4%にあたる4万9366人が投票した。昨秋の知事選での同時期と比べて2・4倍に上る。
一時不参加を表明した5市の一つで普天間飛行場を抱える宜野湾市は、3386人と知事選時の5・1倍に増えた。期日前投票をした諸見節子さん(67)は「投票できることになって良かったと周囲と話している。県民投票への関心は高いと思う」と話した。
うるま市は3221人(知事選…
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