車用語の単語のいくつかは、
「フロントガラス」、「バックミラー」
「ハンドル」など馴染みの単語が多いですが、
これらを英語にすると、どのような
呼び方をするのが正解なのでしょう?
車のパーツは基本的には、カタカナ英語が
多いのですね。
「フロントガラス」は、その定番でもありますが、
これは通常は、英語では通じないんです。
「ガラス」は英語で”glass”なので、”front glass”と
すればより通じる通常の英語になると思う人は
多いでしょう。
でも実はそうとも言えません。
正しくは”windscreen”は
「ウィンドスクリーン」と言うため、
もはや”front”の単語はどこにも
出てこなかったりしますね。
これはイギリス英語ですが、アメリカ英語では、
“windshield”とも呼ばれるようです。
◆車の「トランク」は英語でしょうか?
車の「トランク」という言葉は
完全に日本語の中に溶け込んでいる言葉です。
別の言葉で言ってと言われても、
もはや言えないレベルくらい車用語として
当然レベルのものです。
そんな「トランク」は和製英語か
ちゃんとした英単語かどちらだと思いますか?
実はこれは、立派な英単語です。
アルファベットで書くと、
”trunk”が正解です。
実は”trunk”はアメリカ英語の一部なのです。
イギリス英語では、”trunk”と呼ばないため、
ニュージーランドでは”trunk”という単体の
単語は存在せず、車のトランクという意味では使われません。
では、イギリス英語での正解は、
tree trnk elephant trunkという単語で、
木の幹や像の鼻を指して使ったりする
用語になったりします。
では、イギリス英語での正解は、この部分に関しては、
実は、”boot”と呼んだりするのです。
例えば、
”I’ve got a spare tyre in the boot.”
→「スペアタイヤがトランクの中にあります。」
というような言い回しをしたり、
文脈で使うことが正解になりますね。
◆では車の「ボンネット」は何でしょう?
車の後部にあるのが「トランク」なら、
前後にあるのは「ボンネット」ですよね。
このボンネットはちょっと和製英語っぽい
感じもしますが、英語で通じるでしょうか?
実は、これはアメリカ英語ではなく、
イギリス英語の一つになります。
では逆に、アメリカ英語では「ボンネット」
のことを、
”hood”と呼びますね。読み方はhʊd【フッド】
ですね。
同じ車の部位でも、イギリス英語の「ボンネット」
とアメリカ英語の「トランク」が定着しているので、
そんな日本は面白いですね。
◆「ガソリンスタンド」を英語で言うと?
イギリス英語とアメリカ英語の違いの
提案として、例に出されることも多い
「ガソリンスタンド」ですが、
「ガソリンスタンド」は和製英語の
一つになります。
ちなみにここで言う「スタンド」は
実際英語では「スタンド」と言わずに、
”station”という単語で表します。
では、日本語にもなっている「ガソリン」は
イギリス英語とアメリカ英語の
どちらになるでしょう。
petrol station:ガソリンスタンド
イギリス英語ではガソリンのことを
“petrol”と呼ぶので、「ガソリンスタンド」も
“petrol station”で、読み方が「ペトラル」
になります。
◆アメリカ英語とイギリス英語で比較
日本ではアメリカ英語の単語が圧倒的で、
基本的にはアメリカ英語を使う機会が
多いと言えるのですが、
学校で習ったアメリカ英語とは違う、
イギリス英語を使う機会もそこそこに
多いと言って間違いないでしょう。
同じ「英語」なのに、学校で習った英語
とは違うと思うと、
慣れてくるとその違いもとても興味深くて
面白いと思う内容だったりしますよね。
イギリス英語に興味のある方は、
イギリス英語関連の単語や語句に
まつわる記述なども読んでみると
いいでしょう。