褒め言葉の一つで
「あなたって頭がいいですね!」
と言いたい時の言葉として、
どんな言葉が思い浮かびますか?
よく使われる単語の、
”intelligent”、”smart”、“clever”で
それぞれ表す意味合いが違ってきますので、
それぞれの意味の違いを捉えてみましょう。
◆”intelligent”が意味する「頭がいい」
日本語では、高学歴の人を指して
「あの人はインテリだから」と言いますよね。
英英辞典の説明によると、
『good at learning, understanding and thinking
in a logical way about things: showing this ability』
と書かれていて、
”学習が得意で、物事について論理的な方法の
理解と思考力とこれらを証明する能力”という意味です。
「頭がいい」という意味の中でも、
とりわけ学習能力や理解力が高かったり、論理的思考
ができたりという知能的な「賢さ」を表すのが
”intelligent”のようです。
勉強ができるような意味合いですね。
◆”smart”は頭の回転がポイント
日本語では、「〇〇さんは背が高くてスマートだよね」などと
言ったりしますが、「細い」という意味の「スマート」は
和製英語になりますよね。
こちらは、
『having or showing a quick-witted intelligent』
”早くてウィットにとんだ知性”
と書かれています。
ひらめきがあるという意味とも同義になるでしょうか。
◆“clever” はイギリスでよく使う「賢い」
「ずる賢い」というネガティブな意味で
使われることもあるようですが、
イギリス英語ではポジティブな褒め言葉として
とてもよく使われるのが “clever” です。
アメリカ英語で “smart” と表現する場面で
イギリス英語では “clever” を使ったり、
知識が豊富なだけではなく、
それを上手に使える・活かせる人に対して使われます。
なので、手先が器用で何でも自分で
作ってしまうような人のことを
“He’s very clever with his hands” と言ったりもします。
「工夫に富んだいい考え、人が思いつかないようないい考え」
のようなニュアンスになります。
◆賢いのその他の言い回し他
“wise man ”と単純に表すこともあり、「賢明な」「博識な」
という意味も持ちます。
これは「知識もあって多くの経験も積んでいる/分別のある」という
ちょっと年配の方にも使う事が多い表現です。
子供や若い人に対しては「聡明な」
というニュアンスで”bright”がよく使われるようですね。
「本当に頭がいいね!」のような言い回しとしては、
”You’re a genius!”
=「君は天才だね。」という表現もよく
される表現になります。
一説には、知能的な賢さ以外に一般的に言う
「頭がいい」は、イギリス英語では”clever”,
アメリカ英語では、”smart”がよく使われる
言葉のようです。
”頭がいいね!”は褒め言葉の一つとして言えると思いますが、
『勉強ができるね』『閃きがあるね』『賢いね』
などのように意味の違いがありますので、
伝えたい意味によって
単語を使い分けるようチェックしてみて下さい!