あなたは『どちらかと言うと〜が好き』
という好みに関して相手に伝えたい場合、
どのような言い方をしますか。
例えば『私は朝の方が得意です』や
『犬の方が好きです』という言い方を
『私は朝型人間です』『犬派です』のような
表現でも言いますが、
これ、英語でも同じように
伝えることができるんですよ。
『私は~派です』って表すには
英語ではどう言えばいいでしょうか?
◆あなたはどっち?
「朝型・夜型」って英語でなんて言う?
朝型/夜型というのは、
『こんなのでいいの?』と思うような
とても単純な表現、
『I’m a ●● person.』という表現で表すことができます!
「私は朝型(/夜型)人間です。」
→“I’m a morning/night(evening) person”
と言います。
”person”で『~人間』や『~な人』と
指し示すことができます!
日本語では、『~派、~党です』と
表すことができますよね。
これを様々な単語に差し替えることで、
「私は犬(猫)派です」
「私はコーヒー(紅茶)党です」
I’m a dog(/cat) person.
I’m a coffee(/tea) person.
という言い方ができますね。
personは通常の文章の中で使われる
『人』という意味以外にも、
英英辞典によると、
”an individual characterized
by a preference or liking for a specified thing”
『ある特定のものごとに対しての
好みや嗜好で特徴付けられた個人』
という意味も持つのです。
◆「どちらかというと〜したい(したくない)」の伝え方
「今晩、出かけない?」
「んー、どっちかというと今日は家でゆっくりしないな〜」
こんな「どっちかというと〜したい(したくない)」
によく使われるのが “would rather” です。
上の会話を英語で表現するとしたら、
・Do you want to go out tonight?
-I’d(=I would) rather stay at home tonight.
のような感じになります。
意味を説明するとするならば、
この “would rather” というのは、
なので、『何かを他のもの(こと)よりも好む』という意味ですね。
また、
“preference” という単語は『好み』や『優先傾向』
などを示しますが、
”rather” の代わりに動詞の “prefer to” を使って
「どちらかと言うと〜したい」を表すこともできます。
「私はどちらかと言うと出かけるよりも家にいたい。」
→”I’d prefer to stay at home tonight rather than go out.”
のようにも表現します。
◆「どちらかというと…だ」
「私はどちらかというと犬派です。」
これ、英語にするのは難しそうな気がしませんか?
正解は、 “more of a 〜 (than …)” というフレーズ。
2つのものを引き合いに出して
二つを比較した上で、
「どちらかと言うと(…よりは)〜だ」
という意味になり、後半部分の “than …” は省略することも可能です。
「私は犬派です」は以前に紹介したように
“I’m a dog person” で表せるので、
これらの表現を組み合わせると
「私はどちらかというと犬派です」は
“I’m more of a dog person” となります。
ちょっと踏み込んだ好みの話をして、
会話で『犬派?猫派?や朝型?夜型?』なんて
聞きたい時も
こういう使い方での会話の方法を
試してみて下さい。
こんな言い方で、
「どっちかっていうと」というニュアンスも上手に表せますよ。