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2019年2月22日 紙面から
走塁練習で本塁から一塁を駆け抜ける根尾=読谷球場で(伊藤遼撮影)
右ふくらはぎの肉離れでリハビリが続く中日ドラフト1位・根尾昂内野手(18)=大阪桐蔭高=が、第4クール中に復帰する可能性が出てきた。21日の読谷球場でスパイクを履いて軽いベースランニングを再開。小笠原道大2軍監督(45)は「最終段階にきている」と2軍本隊への合流を示唆した。
練習試合が終わり、人けが去った読谷球場の左打席に根尾はいた。スパイクを履きバットなしで軽くスイングすると、ゆっくり走り出し一塁ベースを左足で踏み締める。ペースを変えずに二塁、三塁を回りホームイン。右足のふくらはぎを痛めてから約1カ月ぶりにダイヤモンドを1周した。さらにもう2周走ると、今度は一塁までの駆け抜けを繰り返して、感触を確かめた。
「いきなりマックスの状態でやるわけにはいかなかったので抑えて、軽めに走りました。怖さはありませんでした。また一つステップアップできたのかなと思います」
1月23日、ナゴヤ球場での合同自主トレ中に襲ったアクシデント。再発のリスクが高い肉離れということもあって、慎重にリハビリを重ね、残すはスパイクを履いてのベースランニングのみだった。この日のメニューは見守った小笠原2軍監督によると「ベースランニングにいくための前段階」。休み明けの体に慣れさせるためのあくまで準備だという。
だが着実に回復が進んでいることは認めた上で今後の見通しについて話した。「反動を見て問題なければあす、あさっての(ベースランニングの)強度は上がると思う。しっかりこなせれば、1軍の方とも相談した上でこのクールで合流できるんじゃないかな」。沖縄での2軍本隊合流を示唆した。
だが合流しても実戦はまだまだ先の話になりそうだ。「できないことも多いだろうし、練習も慎重にいくよ。試合もまだ先だね」と小笠原2軍監督。しっかり目を光らせるつもりだ。
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