一般に英語の中でハイフンは、
二語以上の言葉を繋ぐために使われます。
混乱やあいまいさを生じさせずに
二つの言葉や言葉の部分を繋ぐための用法として
主に使われます。
今日は、ハイフンを使う時の単語の繋ぎ方や注意点を
いくつか例文を例に取り、お伝えしたいと思います。
◆ハイフンを使う時には “s” がつかない
「私の娘は3歳です」を英語で表現してみましょう。
いくつかの言い方がありますね。
まずは、
・”My daughter is three years old.“
→「私の娘は3歳です。」の言い方です。
もう一つの言い方も簡単に表せますね。
“I have” から始まる「私には3歳の娘がいます」
という文章になります。
これも、
・”I have a three-year-old daughter.”
「私は三歳の娘がいます。」
という書き方で同じ書き方の一つになりますね。
ハイフンを使う場合には “a three-year(s)-old” にはならずに、
”a five-year-old” となります。
直前に来る数が複数でも “s” は必要ないことに注目です。
これは《複数形には絶対”s”を付ける》と習ってきた私たちの
頭も少々混乱ですね。
◆ハイフンの重要性
ここで一つの例をあげます。
”two hundred year old temples” はどういう意味になると思いますか?
実は捉え方によって2つの意味を持つセンテンスになります。
two hundred-year-old temples
2つの築100年のお寺
two-hundred-year-old temples
築200年のお寺がいくつか
このように、ハイフンが無いとどちらの意味にも
とれてしまうケースもありますよね。
そんな混乱・誤解を避けるためにも、
2つ以上の言葉が連なって後ろの言葉を形容する時には、
ハイフンで「どこが一括りなのか」を
はっきりさせる必要があります。
ついついハイフンを抜かして書いてしまうこともありますが、
実はハイフンの役割は英文の意味を捉えるためにも、
地味に結構大切だったりもしますよ!
繰り返しになりますが、
ハイフンでつなぐ時は複数でも “s” がいらないことは
注目ポイントの一つです!
◆日常生活で使われがちなハイフン
そんな「ハイフンでつなぐ表現」は
私達の日常生活にもよく登場します。
例えば「歩いて5分です」のような表現。
これは、”It takes five minutes to walk there”、
”It’s five minutes’ walk” とも言えますが、
It’s a five-minute walk.
もよく使われます。
ここでもminuteは単数形の形になっている事に
注目ですね!更にハイフンで繋ぐ句の前にも
冠詞のaが付いていますね。
では「私は5つ星のホテルに泊まりました」はどうでしょうか。
I stayed at a five-star hotel.
と言いますね。他にも、
It’s a two-hour show.
「それは2時間番組です。」
an six-carriage/ train
「6両編成の電車」
などとも言います。
このように、表現の中では、複数のものも、
決して複数の表現にならない事に慣れましょう!
たった一つの “s” ですが、
ネイティブの人は音で判断していることも多いので、
その一つの不要な “s” があるだけで
意味を捉えられなくなったりすることもあります。
また、ハイフンで繋げるような表現でも、
ハイフン無しで書かれることもあるので、
ハイフンの有無だけに頼らずに
二語や複数の語を繋ぐハイフンの表現の仕方を
マスターできるといいでしょう。