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“near” と “close”はどちらも「近い。」「惜しい」を意味する『近い』はどちら?

 

 

「近い」を表す単語でよく使われるものに、

“near” と “close” があると思います。

 

似た意味を持つ2つの単語ですが、

この2つをうまく使い分けるには

どのようにしたらいいでしょうか?

 

◆物理的な距離の場合、どちらも使える単語

 

距離的な「近い」「近くに」を表す場合は

“near” と “close” のどちらも使えます。

 

ただし「何に近いのか」を “close” を使って表す場合は

“close to” のように “to” が必要です。

 

このような言い方をよくしますね。

 

「私は学校の近くに住んでいます」

・I live near the school.

・I live close to the school.

 

「この近くに住んでいるのですか?」

・Do you live near here?

・Do you live close to here?

 

のような感じです。

 

◆“near” をよく使う場合

 

上でもいくつか例文を紹介しましたが、

”near” は形容詞以外で使われることが

多いようですね。

 

”I left the baggage near the door.”

→「荷物はドアの近くに置いたよ。」

 

”He lives near my house.”

→「彼女は私の家の近くに住んでいる。」

 

”I live in a small city near Yokohama.”

→「横浜の近くの小さな街に住んでいます。」

 

逆に、”near” が「近い」という意味の形容詞として

使わている数少ない例が

 

“in the near future(近い将来)” というフレーズ

になります。

 

” I am going to buy a house in the near future.”

→「近い将来、家を買おうかと思っている。」

 

この場合には “in the close future” とは

絶対言わない表現の一つですね。

 

◆”close”は関係性を表す時によく使う表現

 

・close friend

親友

 

・close relationship

親しい関係

 

・Mike and I were very close when we were little.

マイクと私は小さい時とても仲が良かった。

 

・Seiji  is very close to Ann.

セイジはアンととても親しい。

 

また親しさではなく「近い親戚」

のような人間関係の近さを表す場合には

 

“close/near relatives” のように、

両方とも使えますが、やはり “close” の方が

よく使われている感じがします。

 

さらに、”close” は「接戦」というニュアンスの

「近い」を表す時にも使われます。

 

・”It was a close game/match.”

→「その試合はとても接戦だったよ。」

 

こんな形で”close”や”near”は使えますよね。

 

◆「惜しい!」の「近い」は “close”と “near”どっちでしょう?

 

正解は、

 

”Close!”「惜しい!(近い!)」

”So close!”「すごく近い!(すごく惜しい!)」

のように言います。

 

また「もう少しで危ないところだった」や

「危ないところだったね」などのギリギリ感を表現する場合にも、

 

この言葉はよく使いますので、

よく使える表現の一つになります。

 

◆“near” と “close” は似ている

 

物理的な距離の近さを表す場合には、

”near” と “close” の両方使えることがほとんどです。

 

また「ここから近いよ」と言いたい時には、

ついつい “near” や “close” を使いたくなりますが、

 

◯◯ is not far away from here.

→「◯◯はここから遠くないです。」

 

という言葉もよく使われますので、

こちらも覚えておくと道案内の時などにも

役立つ表現の一つです。

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