皆さん、
忙しくて「ちょっと大変」や、
仕事でトラブルがあり、「大変」。
そんな言葉、よく使いませんか?
状況を表現する時に、曖昧で便利な言葉だけに
多様してしまいがちな言葉ですが、
今回は例えばプラスな印象で伝える表現にするためには
どう伝えたらよいのか、一緒にお伝えしたいと思います。
◆“How’s the new job going?”にどう返す?
例えば転職したばかりなどのタイミングでは、
「仕事どう?」と聞かれることもあるかも
しれないですね。
例えば「楽しいけど大変だよ」と答えたい場合には、
英語ではどのように表せるでしょう?
“I love it, but it’s hard” なんて返しが
思い浮かんだ人もいるかもしれません。
例えば体力的に「キツイ」場合や、
自分の能力と照らし合わせても仕事が大変な場合など、
何となく曖昧なニュアンスを表す言葉に
「大変」という表現が出てきがちかもしれません。
でも、実はネイティブはこんな場面では
あまり”hard”と言わないことが多いようです。
実は、hardは、英英辞典で訳すと
”difficult to understand, do, experience, or deal with”
とされ、「理解することや経験すること、または扱うことが困難な」
と訳せます。
つまり、上記の“My new job is hard”の意味合いでは、
「大変で手に負えない」といったネガティブな印象になってしまいます。
◆代わりに使える”challenging”
ネガティブな含みのある “hard” の代わりに、
好んでよく使われるのが “challenging” という単語です。
これは「大変」「難しい」というのをポジティブに捉えた単語で、
ある英英辞典に面白い比較が載っているよう。
【hard/difficult】not easy; needing effort or skill to do or understand
【challenging】difficult in an interesting way that tests your ability
つまり、
【hard/difficult】「簡単ではない。つまり、実行する、または理解するために努力と
技能が必要なもの」
【challenging】「あなたの能力をテストできる興味深い方法の難しさ「
と訳せますね。
要するに、
“challenging” とは「大変だけどやりがいがある」
といったニュアンスで、難しくて苦痛なのではなく、
課題や仕事を「プラスに捉えていますよ」という
ニュアンスが含まれています。
なので、仕事や担当しているプロジェクト・
課題などのことを「大変」と表す場合には、
必ずといっていいほど登場する単語のようです。
◆hardがより最適になるニュアンスもある!
例えば仕事が体力的・精神的に大変ということを
表す場合には “hard” がよく使われます。
体力や精神力を必要とする仕事をした後に
「大変だったね」と言いたい場合には
“It was pretty hard work, wasn’t it?” のように
“hard” を使うのが自然です。
もしも、「仕事や課題」に取り組んでいる時に、
「どう?」と聞かれた場合は、
うまいニュアンスで「やりがいがある」と伝えると、
相手にポジティブな印象を与えられます。
面接やビジネスの場でも適した言葉なので、
是非ニュアンスを知っておいて下さい!
今日はよく使われる表現、
”hard”のよりポジティブな表現を
ご紹介しました。