この消しゴム付き鉛筆、元々、大工さんなどが外で作業するときに消しゴムを別で持ち歩くのが面倒だったりしたことから発明された商品なのだそう。「一本で書けて消せる」というのが画期的で、流行を引き起こしたのだが、「消せるボールペンが発明されたことなどもあり、少しずつその存在感が薄くなってきている感じは否めない」そうだ。大工さんも、今では図面をコンピュータで描くことも多く、鉛筆そのものの利用機会が減ってきているというのが現状である。
子供の頃、希望と絶望を同時に見せてくれた、あの消しゴム付き鉛筆がこの先、無くなっていくかもしれないと思うと少し寂しい気持ちもする。消しゴムを忘れて学校に行く小学生がいる限り、是非作り続けて欲しいものである。
(エクソシスト太郎)