それはまだGガンがまだ準備段階だった頃。
「みんみん。反重力とかって、考えてよ」
 と、ノースさんに言われた。
 いや。
 いやいや、オレは物理学者じゃないし!
 ノースさんは、みんみんにも判るように続けた。
「うん、今度のガンダムは重力制御が確立している世界観なんだ。だから…SF設定みたいな? 考証みたいな? そんなのがあるといいんだけれど」
 とまあ、こんな事を言った。
 ふむ…。それこそ、専門職の人間が当たるべきだろう、とは思ったが、内々でパパッとキメ込んでしまってもいいのだろう。
 1stガンダムの時、そのSF的なマインドを支える為に「スタジオぬえ」――松崎健一サンという存在があった。
 そして…、忘れてならないのが、
 サンライズには〝ガンダム博士〟と呼ばれる「ガンダム設定のエキスパート」が存在しているのだ。
 本来なら、そうした立場な人物が必要だとは思ったが、「まあ、いいか」ぐらいの軽い気持ちでみんみんは、
「…じゃあ、まず特異なコイルの巻き方をした振り子――〝カーマインの振り子〟というモノを玩具開発者のカーマインさんが作りまして、コレは一度ゆらすと永久的に振り続けるというオモチャだったんです。それを更にローゼンシュタインさんと言う物理学者が幾つか組み合わせて〝ローゼンシュタインの黒林檎〟と言うのを作り出しまして、コレは起動させると光子の動きを歪めて、ハタ目から黒く見えるようになるンです。で、この状態のとき――…」
 で、あとからリバーさんが来て、
「コレ、設定したの、みんみん君?」
「はあ、そうですが。しかし反重力技術とかって、リクツつけるんじゃなくて、画面上で
〝在る〟と描いちゃえばイイんじゃないでしょうかね?」
「ふむ…」
 てなワケで、Gガンでは〝特に解説があるワケではないが、重力制御技術が当たり前のように使われている〟と言う世界観となった。(当たり前なので劇中解説が無い)
 よく当時に言われていたが、コクピット内でドモンが飛んだり跳ねたりしたら、壁にぶつかるんじゃないの?という回答がコレである。つまりドモンがジャンプしたら、その加速分だけ重力制御が働いて、その位置に留まるってワケだ。
 またボルトガンダムのグラビトンハンマーなんかも、ひょっとしたらクルクル回している時は軽量で、インパクトの瞬間だけ〝重量が増える〟のかも知れない。
 まあ、現在、公式設定がどうなっているのか知らないが。
 こんなやり取りがあったんで、比較的ノースさんやリバーさんとは付き合いがあったワケだが、当然、こうした動き、流れ、と言うのは「Gガン班」内部で行われていて、もちろん〝ガンダム博士〟には伝わっていなかった。(らしい)
 だから彼は、アルゴの手錠やグラビトンハンマーが、スターウォーズなどではおなじみなSFガジェットである「牽引ビーム(トラッカービーム)」であって、従来のガンダムに於ける「熱量と質量を叩きつけるビーム」とは、まったく違うのだと言う認識は、たぶん当初には無かったと思う。
 まあ、その意味で。
 Gガンは宇宙世紀ガンダムの技術から一足飛びに〝未来〟へ飛んでしまったのである。
 こうした事は…。
 実際、〝色眼鏡〟ではなく、単に「作品」を見ているのであれば、〝普通に受け入れ〟られるモノであるのだ。
 例えば、セーラームーンのタキシード仮面さまは、あんなバレバレなのにうさぎちゃんたちには正体が判らない。でもそれは、〝そうした世界観〟であり、視聴者は、
〝そうしたものだ〟と劇中描写によって理解するのである。
 こうした事を〝呑み込めない〟人たちとは、つまりは〝作品〟を直視していないという証明にもなろう。
 作品を見ていない、そうした人たちへ如何な言葉を重ねようとムダである。
 理解しようとは思っていないのだから。
 そんなワケでGガンは放映始まってから、ガンダム博士にとって設定的不備の〝尻ぬぐい〟をし続けなければならない作品となった。
 (もちろん制作スタッフからすれば、余計なお世話であるのだが…)
 まあね。
 そもそも…現在は差し替えられてしまっているかも知れないが、第1話のOPから男の全裸から始まるアニメだったからね。(OPの制作が間に合わず、ドモンの変身?シーンの流用がされたのだが、その第1カットめがフルチンのドモンであったw)
 そりゃあ、アタマ抱えるだろう。
 だって、なんであのゴミ袋みたいな黒ビニールを身につけるのか判らないだろうし、あまつさえ、あの緑の放電を〝手でつかんで、たすき掛けする〟するシーンさえあるのだ。
「あれは、光線じゃないのか?」
 そう思うだろう。
 脳ミソが宇宙世紀にどっぷりハマっていたら、ついてこれない。
 だが、Gガンは宇宙世紀では無い。
 この放映当初は、そんな事も判らないレベルでGガンはガンダム原理主義者に批判されていたのである。
 折しもギアナ高地での決戦である。
 ドモンは決戦場であるネオホンコンへ急がねばならないが、地球の向こう側だ…。
「そうか…! ロープの反動を使えば!!」
 ぶーーーーーーーーッッ!!!
 ガンダム博士は仰け反ったと言う。
「いや、お前、そんな事したらビームでちょん切れちゃうだろ…?!」
 びょーん!
「アホか、ありえない!!」
 と、懊悩したという。
 まあ、以上は伝聞だが、…いつ頃からだろうか? Gガンを全面肯定する為の
〝理論〟として、「Gガンとは、一年戦争当時にサイド6で作られた児童向けアニメ」と言う従来のガンダムにハメ込む為のリクツが流された。
 その出所が何処であるかは、まあ、もちろんオレは知らない。
 諸兄らは、なにやら想像するかも知れないが。
 ともあれ。
 近年のガンダムには、ちゃんとSF考証さんがついているのは良き事である。



  つづく
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エピローグ(あるいは失われた序章)

突き刺さるような太陽の日差し。

アスファルトに陽炎が立ち昇り、その中で自分自身も熔けて無くなりそうだった。

もう何日もくちに何も入れていない。

オレは腹ペコだった。

この街道は〝北部軍〟の補給ルートで、張っていれば…運が良ければ残飯の欠片ぐらいにはありつけるハズだった。だが、よその難民児童(アヌパダカ)のテリトリーに入っちまったらしく、ボコボコにされて放り出されていた。

それでアテもなく、瓦礫で真っ平になった町を昼間からこうしてウロついているのだが。

正直、もう限界だった。

もういい。

もう、死んでやれ…。

焼けるアスファルトの上に、オレはひっくり返った。

「――あら? 〝ちっこい〟のが行き倒れ?」

仰向けの視界の隅に、場違いな軽い口調が届いた。

いつのまにか…、若い女の姿があった。

髪は長いが、あたまの上がちょっと跳ねている。

装甲ジャケットを引っ掛けているが、その下には身体の線がはっきりと判る――SFマンガのような恰好。その胸元を大きく開けて、その肌には…なにか記号のような図形の紋様が描かれ――いや、わずかに光っている…?

紅い眼。いや、アズキ色というほうが良いのか? やや紫にくすんだ色をしている。特徴的な、1度見たら2度と忘れない不思議な印象の瞳だった。

「ねーねー、キミ? どうせ死ぬなら、その前に、ちょーっとだけ、役に立ってもらえないかなぁ?」

物騒な事を、その悪戯好きそうな瞳で覗き込みながら彼女は問う。

「…ココ、どこ? ってゆーか、〝いつ〟ぐらい?」

「……」

オレは答えなかった。

答える気が無かったワケではないが、オレは生まれてこのかた〝教育(マインドセット)〟なんて施されたことがなかった。

いや?

この頃のオレは失語症だったのかな? とにかく、喋った記憶が…とうに無かった。
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おしなべて。

アニメの制作なんてアホなのである。

勝算の無い戦いに、称賛を望むでもなく、まさに硝酸を呑むような修羅道へ足を踏み入れてゆくようなメンタリティなのである。

健常者ではいられないのである。

オレは人間をやめるぞぉぉッッ!!…と言いたいが、肝心な石仮面が無いのが惜しまれる。

さて、その〝最たる〟が言わずと知れた我々、制作進行であるが――諸兄らも意外と思うだろうが、じつは生物学的には〝ニンゲン〟なのだ。

それゆえ、この只ひたすらに忍耐と緊張の生活の中で、まったくストレスを感じていないワケでは無い。鉄面皮に如く見えるかも知れないが。

以前にも挙げたが、

アニメ制作に於ける、あらゆる〝障害〟は制作進行にとっては〝敵〟なのである。なのであるが、もちろんだからと言って、それらを排除できるワケでもない。

フィルムチェックが〇〇時にある、と事前に言っているのに自宅に帰って酒を飲み始める監督とか、

幾ら言っても、アップ日を過ぎないと手をつけない原画マンとか、

ムリだろう?と言っているのに大量の動画の仕事を抱えて、やっぱ投げ出して〝居直る〟動画スタジオだとか…。

で、
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その戦いは、無謀だった。

無手勝流のプロデューサーに有耶無耶の脚本家。だが、それでも希望はあった。活路はあった。

限りになく、隘路であったが。

依然として作画陣は士気旺盛であり、また制作には〝オレたち〟がいた。

そう。

全新系列、天破侠乱! Gガン道を駆け抜けてきたオレたちである。

…ぶっちゃけ。

そうは言っても、あの地獄巡りは2度とカンベンという気分はあったが。

予兆はあった。

ライディーンのリメイクをやる!という〝決定〟から、具体的な〝どんな?〟という部分への移行には、やたらと時間がかかっていた。

当初はやはり巨大ロボット物だった…のだと思う。

それが、バンダイの村上〝天皇〟により等身大ヒーローに変更になった事で、ある意味、ようやくアニメの企画として動きはじめた。

ふむ。

村上氏の〝専横〟があったような印象にも見えるが、実際のトコ、それ以前までには何もかも〝白紙〟に近かったのである。

なにも生み出せていない準備期間…が、とにかく長かった印象がある。

この期間…というのが、じつにムダに見えるが、

どうにも無能なPほど、この何も決まらない、決まってゆかな
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そろそろ春めいてきました!

白い梅も咲き始め…

…たのですが、

2月になって、急に雪がパラっと降りました。

陽があけると、もうこんなカンジに薄っすらと雪化粧。

見慣れた風景も、違って見えます。

道路の排水口がががが…!

そうは言っても、

もう、昼過ぎには融けちゃって、さすがに雪国とはちがいますね。

まあ、2月ですし、

少しは雪がまじる程度なら季節感があって、むしろイイかな?と思っていたのです、

この段階では。

また雪が降りました!

椿が雪まみれに。

ツバキは、木に春と書くのですが、このありさまです。

つぼみが付き始めた梅も…。

冒頭で紹介した白梅はどうなっているでしょうか?

こちらも、真っ白に。

元々、しろい梅なので何がなんだか?という風味ですが。

まだまだ春は遠いようです。

ザク、セイバーフィッシュに続いて、『fish out』&『冬虫火葬』版での「ボール」の解説をしたいと思います。

とは言っても割と『冬虫火葬』3話本編で語ってしまっているのでw

重複した内容を連ねるよりは、なぜ〝そんな設定にしたのか?〟を記したいと思います。

ボールのサイズは、MS(18m)の半分程度…が公式設定なのですが、ガンダムに於ける公式設定ほど不確かなものは実在しません。

現在、公式とされる「RX-78」とか「61式戦車」などはアニメスタッフが作ったものではなく、むしろアンオフィシャルなものでした。

ついでに言えば、コロニー落としで落着したコロニーは1基でオーストラリアに激突した…というのも、もともとは公式ではなく、少なくとも「TVアニメ 機動戦士ガンダム」としては複数のコロニーが落下している想定で作られています。

ガンダムはそもそも同好のファンのチカラに支えられている部分が、かなり強いのですが、いつしかドレもコレも〝未許可〟で「公式と認めてやろう。ゴクロウサマ」という〝殿さま商売〟になってしまいました。

盗んだ、とは言い過ぎですが、ガンダム世界でアレやコレやと〝遊
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前回の予告通り、今回は「ボール」を作りました。

「ボール」と言えばアニメ機動戦士ガンダムのやられメカなのですが、このブログで展開しています『冬虫火葬』でも登場しています。

今回は、『冬虫火葬』版という事も加味して作りました。

『fish out』版「セイバーフィッシュ」というテイで前回セイバーを作ったのですが、スターウォーズの「Xウィング」を流用したせいで、ディテール過多になりました。

そこで雰囲気を合わせる為に、「ボール」は『サンダーボルト』版のキットを使うことにしました。

このボールにはスキッド(着陸用のソリ)が付いているので、〝置く〟ことができるのが最大の売りになります。

実はセイバーフィッシュと並行して作っていたのが、写真からバレますねw

近くに飾っているフィギュアは1/72のものと、1/100サイズのモノです。

この両者を並べると、ちょうど子供とオトナなサイズ感になるので、これを以て『冬虫火葬』版とします。

基本色は、ゼロ戦の色です。

アニメでは紫かかったグレーなのですが、たぶんアニメ色としてではなく、機械としてはコレが正解に近いンじゃないかな?

アニメ
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乗船したヤゴが最初にした行為は、もちろん私物の確認だった。

それは、ある意味クセとして身につけた行動で宇宙労働者であれば〝普通〟の事であった。チェックするモノは手になじんだ工具から、ちょっとしたケガをした時に対応する為の医療道具…縫い針は服も肌も縫合できるので便利だ…なんかを入れている。

その中に、見慣れない、だか良く知っている〝モノ〟が隠されていた。

ヤゴの手はとまった。

触れるか、触れざるか、迷ったのだ。

〝ソレ〟は決してヤゴの私物ではなかった。だが、そこにあった。ヤゴに気付かれず、手荷物の中へ潜り込ませるなんて事ができる者は、ルナ2では限られていた。

彼はうめいた。

「…司令。アンタ、何考えているんだ…?」

バックの中には1枚の紙片と共に黒光りした鉄のカタマリが忍ばされていた。

M-71、連邦軍正式採用――自動拳銃…であった。

そして、紙片には1語だけが記されていた。

――〝パラベラム(備えよ)〟

マコリー中尉は、もう既に頭に血を昇らせていた。

「ん…! くそ…! この…! うまく入らん…ッ!!」

まだ出港してから10分と経ってはいない。

パブリクの
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第6章 空の彼方

おそらく。

ずっとずっと続く戦いの歴史。

積み重ね。

それに、どんな意味があるのか?

たぶん…。

無かったのだろう。

だから。

彼らは、その意味を、その意義を、――『この世界』には無い〝概念〟を『外』から抽出しようとした。

…そういう事なのだろう。

ある時、デリダが言った。

この宇宙…〝世界群〟と言えばいいのか、それらはパイ生地のように『階層(レイヤー)』状になっていて、それぞれに独立し、基本的には関連性は無い。

一瞬(と言っても時間の概念も無い状態であれば比喩的表現になるが)で、蒸発してしまう『世界』もあれば、永遠(これも比喩的表現だ)に継続する宇宙も存在する。

それら世界群は、もちろん形態も状態も異なるが…、何かしらの、因果性、関連性、…共通する…いや、〝共有〟する『何か』が見受けられる事がある。

宗教的、哲学的には、〝それ〟を示す適切な言語もあるのだろう。

だが…。

では、どうして。

そうした共時性が生まれるのか? それとも、それも錯覚や幻想、或いは〝斯くあるべし〟という願望にすぎないのだろうか?

無数にある世界の雛型…設計図
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「この件に関わっているのは、…他に、誰かね?」

W司令の口調は、努めて事務的だった。

「ばびゅーん~! ばーん!!」

前方からクツワが何かを持って飛び込んできた。

「こら! あぶないぞ!」

「ばばーん! どどーん!」

通路でキャッチして、尚もクツワは手に持った…紙ぺらを振り回している。あのクソ陸軍どもに捕まったらエライ事だが…。

ヤゴは嘆息しつつも、口元は笑っていた。

「で? なにしてるんだ? クツワ?」

「ガンダム!」

見れば、手にしている紙ぺらにはラクガキがしてあった。

「ほら、見せて見ろ?」

「やだ!」

「ほーん? ガンダムかっこいいなー? かっこいいガンダム見たいなー? うらやましいなー? 自慢できないのかなぁ~?」

「…ちょっとだけだよ?」

ルナ2だ。戦時だ。筆記具は貴重だ。クツワは誰かが捨てた紙ナプキンに、整備員がボードにメモするパステルの欠片を手に入れて――彼が言うところの『ガンダム』を描いていた。

こんなモノしか、遊ぶものが無いんだもんな…。

ヤゴは年長として端末を支給されていた。コレがないと子供たちと仕事の管理ができない。もっともミノ
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ザクA・B型に引き続いて、小説:fish outに登場する宇宙戦闘機セイバーフィッシュの

解説をしてみたいと思います。

…と言うか、オフィシャルな設定は皆さん周知されていると思いますので、あくまでfish out版の解説です。

以下はfish out内の設定になります。(冬虫火葬にも世界観は引き継がれています)

セイバーフィッシュ。

高高度迎撃機であり、ブースターを装備する事で宇宙での戦闘にも対応できる。

アキオ少尉機は、かなりの趣味的カスタマイズを行なっており、かなりクイックリーな挙動をする機体に仕上げています。

機体の強度も高められており、操縦性にマイルドさがまったく無い特性です。

エンジン側面のスリットはリバーススラスターのつもりです。

また、この機体は最初に搭乗した機で、次に乗る機体は銀色に塗装されています。

写真の機体は、劇中で呼ばれていた「Bパック・ブースター」を装備。

作中ではホント説明が入っていないが、Bパック装備はブースター前部をロケット砲ではなく、燃料タンクにして作戦行動時間を増大させています。

本来ならば、先行して偵察を行なうパスファインダ
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  •  みんみんの戦いは、終わった。  マスターアジアと共に。もう制作としてGガンに仕事は、無い。そのハズだ。  1話あたり1ヶ月の制作期間。  この内、『休日』として休めるのは、その担当話が終わった翌日・24時間ほど。せいぜい、その24時間を、まったくピクリともせず眠りに使う。...
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