福島県警は20日、東京電力福島第1原発事故で経営していた公衆浴場が営業損害を受けたと偽り、東電から賠償金計約2億3千万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで韓国籍の会社役員金孝尚容疑者(61)=同県郡山市=と住所不定の無職村田博志容疑者(60)を再逮捕した。県警によると、いずれも「だますつもりはなかった」と容疑を否認している。

 再逮捕容疑は、共謀して2012年5月〜13年2月、金容疑者が同市で経営していた東洋健康センター(既に閉店)の事故前の売り上げなどを水増しした請求書類を3回にわたって東電に提出し、賠償金計約2億3千万円をだまし取った疑い。

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