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【首都圏】

「九条俳句」勝訴の意義共有へ集会  都内で来月、香山リカさんら語る

 集会「『九条俳句』が勝った!忖度(そんたく)やめよう 表現の自由を市民の手に」が3月3日、東京都武蔵野市吉祥寺南町1の武蔵野公会堂ホールで開かれる。

 俳句「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」の公民館だよりの不掲載を巡る訴訟は昨年12月、最高裁がさいたま市の上告を棄却して違法性を認定し、女性作者(78)の勝訴が確定した。

 安倍政権が9条改憲をめざす中、社会の政権への「忖度」や「表現の自由」が侵害される事態が来ることも危惧される。このため裁判を支援してきた「九条俳句市民応援団」(武内暁(さとる)代表)は、表現の自由に危機を感じている団体や人びとに呼びかけ、九条俳句訴訟勝訴の意義を共有し、広めていきたいという。

 集会では、ビデオ上映「九条俳句不掲載事件報告」や市民応援団の報告、元上智大学教授田島泰彦さんの問題提起に続き、精神科医で立教大学教授の香山リカさんがスピーチする。

 フランス出身のマブソン青眼(せいがん)さんのビデオメッセージ「昭和俳句弾圧と檻(おり)の俳句館」のほか、武蔵大教授永田浩三さんやルポライター鎌田慧さんらのアピールなどがある。

 午後2時開会。入場料1000円。市民応援団と九条俳句表現者声明の共催。問い合わせは、皆川さん=電080(5548)9852=へ。 (野呂法夫)

 

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