DBNavigatorの使い方


DBNavigatorはテーブルのレコードの移動と編集に使います。ユーザが直接、DBNavigator操作してレコードの移動と編集を行うこともできますが、非表示にしてプログラムでDBNavigatorを操作することによって、より使いやすいユーザインタフェースを構築することもできます。

 

toach.gif (917 バイト) ヒントの表示

DBNavigatorのボタンはたくさんあって、覚えるのはたいへんです。ヒントを表示するとユーザフレンドリーですが、これはデフォルトではオフになっています。次の手順でヒント表示を行います。

  1. オブジェクトインスペクタでShowHintプロパティをTrueにします。
  2. Hintsプロパティを選んでプロパティエディタを表示させます。
  3. つぎの文字列を入力します。

 

toach.gif (917 バイト) 使わないボタンを非表示にするには

削除ボタンなどをユーザに操作させたくないときは非表示にすることができます。オブジェクトインスペクタでVisibleButtonsプロパティを展開するとボタンのリストが表示されるので、非表示にしたいボタンの値をFalseに変更します。全部のボタンを非表示にしたいときは、VisibleプロパティをFalseにします。

 

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DBNavigatorを非表示にして別のボタンでテーブルを操作するには

VisibleプロパティをFalseにして、別のボタン(TButton)でテーブルの操作をすることもできます。それには、BtnClickメソッドを使います。BtnClickメソッドはユーザがボタンをクリックしたのと同じ動作を行います。

procedure BtnClick(Index: TNavigateBtn);

ボタン Indexの値 意味
First nbFirst 最初のレコードに移動する
Prior nbPrior 前のレコードに移動する
Next nbNext 次のレコードに移動する
Last nbLast 最後のレコードに移動する
Insert nbInsert 空白のレコードに挿入する
Delete nbDelete カレントレコードを削除する
Edit nbEdit カレントレコードの編集を許可する
Post nbPost カレントレコードを通知する
Cancel nbCancel 現在の編集を取り消す
Refresh nbRefresh データセット内のデータを再度取り出す

{ 先頭へ移動 }
procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);
begin
   DBNavigator1.BtnClick(nbFirst);
end;