DBNavigatorの使い方
DBNavigatorはテーブルのレコードの移動と編集に使います。ユーザが直接、DBNavigator操作してレコードの移動と編集を行うこともできますが、非表示にしてプログラムでDBNavigatorを操作することによって、より使いやすいユーザインタフェースを構築することもできます。
ヒントの表示
DBNavigatorのボタンはたくさんあって、覚えるのはたいへんです。ヒントを表示するとユーザフレンドリーですが、これはデフォルトではオフになっています。次の手順でヒント表示を行います。
使わないボタンを非表示にするには
削除ボタンなどをユーザに操作させたくないときは非表示にすることができます。オブジェクトインスペクタでVisibleButtonsプロパティを展開するとボタンのリストが表示されるので、非表示にしたいボタンの値をFalseに変更します。全部のボタンを非表示にしたいときは、VisibleプロパティをFalseにします。
DBNavigatorを非表示にして別のボタンでテーブルを操作するには
VisibleプロパティをFalseにして、別のボタン(TButton)でテーブルの操作をすることもできます。それには、BtnClickメソッドを使います。BtnClickメソッドはユーザがボタンをクリックしたのと同じ動作を行います。
procedure BtnClick(Index: TNavigateBtn);
ボタン | Indexの値 | 意味 |
First | nbFirst | 最初のレコードに移動する |
Prior | nbPrior | 前のレコードに移動する |
Next | nbNext | 次のレコードに移動する |
Last | nbLast | 最後のレコードに移動する |
Insert | nbInsert | 空白のレコードに挿入する |
Delete | nbDelete | カレントレコードを削除する |
Edit | nbEdit | カレントレコードの編集を許可する |
Post | nbPost | カレントレコードを通知する |
Cancel | nbCancel | 現在の編集を取り消す |
Refresh | nbRefresh | データセット内のデータを再度取り出す |
例
{ 先頭へ移動 } procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject); begin DBNavigator1.BtnClick(nbFirst); end;