delphi.gif (306 バイト) SQLを使ってクエリーを行うには


Queryコンポーネントを使い、SQLを実行させると与えた条件を満足するデータセットを簡単に得ることができます。

 

toach.gif (917 バイト) Queryコンポーネントの使い方

Queryコンポーネントは、Tableコンポーネントに似ています。Tableコンポーネントがテーブル全体のデータセットを保持するのに対してQueryコンポーネントは、SQL文で与えた抽出条件を満足するデータセットを保持します。つぎに簡単なQueryコンポーネントを使ってDBGridコンポーネントにデータを表示する操作例を示します。

  1. Queryコンポーネント、DataSourceコンポーネント、DBGridコンポーネントをフォームに貼り付けます。
  2. QueryコンポーネントのDatabaseNameプロパティに適切なデータベース名を設定します。
  3. QueryコンポーネントのSQLプロパティに適切なSQL文を設定します。
  4. DataSourceコンポーネントのDataSetプロパティにQueryコンポーネントの名前(Nameプロパティの値)を設定します。
  5. DBGridコンポーネントのDataSourceプロパティにその貼り付けたDataSourceコンポーネントの名前(Nameプロパティの値)を設定します。
  6. プログラムでフォームが作成されたとき(OnCreateイベントハンドラ)、QueryコンポーネントのOpenメソッドを実行します。

 

toach.gif (917 バイト) SQL文の形式

条件抽出を行うSQL文は次のような形式です。

SELECT <フィールド名> FROM <テーブル名> WHERE <条件>

フィールド名は複数指定可能で、その場合はカンマで区切ります。すべてのフィールドを指定するときは"*"を使います。
テーブル名もカンマで区切り複数指定できます。
条件は、AND, OR, LIKEなどの演算子によって複雑な条件も設定できます。条件を省略したときは、すべてのレコードが抽出されます。


SELECT Name,Age FROM Member WHERE Age > 19
SELECT * FROM Club
SELECT * FROM Member WHERE (Age > 19) AND (Sex = F)