クイックレポートの基本的な使い方
クイックレポートコンポーネントを使うと簡単にデータベースを印刷できます。クイックレポートコンポーネントは複数のバンドからなっています。バンドにQReportコンポーネントを乗せてデータベースと関連付けることによってレポートを作成します。
クイックレポートの簡単な設定例
- コンポーネントパレット/QReportタブでQuickRepを選んでフォームに貼り付けます。
- TableコンポーネントとDataSourceコンポーネントをフォームに貼り付けてお互いにリンクさせます。(データベースコンポーネントの基本的な使い方)
- QuickRep1(QuickRepコンポーネントの名前とします)のDataSetプロパティにTable1(Tableコンポーネントの名前とします)を設定します。
- 貼り付けたQuickRep1をダブルクリックしてレポートの設定を行います。
- オブジェクトインスペクタのBandsプロパティを展開してバンドを追加します。追加するバンドをTrueにするとそのバンドが追加されます。このとき、HasDetailとHasTitle,HasColumnをTrueにしてください。(必要なら他のバンドもTrueにします)
- TitleバンドにQRLabelを貼り付けて、そのCaptionをタイトルに変更します。
- Column Headerバンドに表示項目の名前を付けるため、QRLabelを必要個数貼り付けそのCaptionを変更します。
- Detailバンドに必要個のQRDBTextを貼り付け、DataSetプロパティをTable1に、DataFieldプロパティにフィールド名を設定します。
レポートの印刷
- プログラムでデータセット(上の例ではTable)を開きます(Openメソッド)。
- QuickRepのPrintメソッドを実行します。
QuickRep.Print;
(PrintBackgroundでバックグランドでの印刷もできます)
レポートのプレビュー
Printの代わりにPreviewメソッドを使うとプレビューができます。
クイックレポートの取り扱い説明書
\Delphi3\Quickrpt\Qrpt2man.docにより詳しい説明があります。