delphi.gif (306 バイト) データベースコンポーネントの基本的な使い方


Delphiではデータベースコンポーネントを使用して、簡単にデータベースにアクセスできます。

 

toach.gif (917 バイト) データベースコンポーネントをフォームに貼り付けるには

  1. コンポーネントパレットのData Accessタブを選択します。
  2. DataSourceとTableコンポーネントをドラッグしてフォームに配置します。このコンポーネントは実行時不可視なので場所はどこでもかまいません。
  3. フォーム上のTableコンポーネントをクリックして、そのプロパティをオブジェクトインスペクタに表示させます。
  4. DatabaseNameプロパティを入力します。このデータベース名はBDEのエリアスまたはODBCのデータソース名(DSN)です。
  5. TableNameプロパティを入力します。このテーブルはDatabaseNameで設定したデータベースに含まれるテーブルでなければなりません。
  6. 必要ならNameプロパティを変更します。
  7. フォーム上のDataSourceコンポーネントをクリックして、そのプロパティをオブジェクトインスペクタに表示させます。
  8. DataSetプロパティをTableコンポーネントのNameプロパティの値にします。

 

toach.gif (917 バイト) データベースカーソルを移動させるためのナビゲータを貼り付けるには

  1. コンポーネントパレットのData Controlsタブを選択します。
  2. DBNavigatorコンポーネントをドラッグしてフォームの適切な位置に配置します。
  3. DataSourceプロパティにフォームに貼り付けたデータソースコンポーネントのNameプロパティの値を入力します。
  4. 必要ならNameプロパティを変更します。

 

toach.gif (917 バイト) テーブルの内容を表示するコントロールをフォームに貼り付けるには

  1. コンポーネントパレットのData Controlsタブを選択します。
  2. DBEdit(一例)をドラッグしてフォームに貼り付けます。
  3. DataSourceプロパティを先に貼り付けたDataSourceコンポーネントのNameプロパティと同じ値にします。
  4. DataFieldプロパティを表示したいフィールドに設定します(フィールド一覧から選択します)。
  5. 表示のみならReadOnlyプロパティをTrueにします。また、必要ならNameプロパティを変更します。

 

ナビゲータを隠してボタンなどでナビゲートするには

  1. フォームに貼り付けたDBNavigatorコンポーネントをクリックして、そのプロパティをオブジェクトインスペクタに表示させます。
  2. VisibleプロパティをFalseに変更します。
  3. コンポーネントパレットのStandardタブを選び、その中からButtonコンポーネントをフォームにドラッグします。
  4. フォーム上のButtonコンポーネントをクリックして、オブジェクトインスペクタでCaptionプロパティ(ここでは一例としてNextとします)を変更します。また、Nameプロパティもわかりやすいように変更します(ここではbtnNextとします)。
  5. フォーム上のButtonコンポーネントをダブルクリックして、コードを表示させます。
  6. TForm1.btnNextClick(Sender: TObject)に、つぎの1行を追加します。

DBNavigator1.BtnClick(nbNext);

(注意)

Visual Basicのデータコントロールなどと違って、Delphiのナビゲータコントロールはテーブルと関連付けただけでは、レコードセットにアクセスできません。TableコンポーネントのOpenメソッドをまず実行する必要があります。