東京新大学野球の東京国際大は20日、埼玉県新座市の立大グラウンドで立大と練習試合を行い、今季から就任の角冨士夫監督(62)が初めて指揮を執った。ヤクルトに選手、コーチ、編成で44年在籍したが、監督は野球人生で初めて。「選手の特長がまだよく分かっていないので、これからいろいろやっていきたい」という手探りの初陣は0-1で負けた。
2、3年の5投手の継投で立大を5安打1失点に抑えた一方、打線は5安打無得点。「きょうはエンドランのサインを1度出しただけ。しばらくは自由に打たせて、その後、細かいことを入れていく」。就任発表からまだ1週間。当面は選手の能力、適性を見極めていく方針。立大との体格差も痛感し、食生活改善も示唆した。2011年春の初優勝以来のリーグ制覇へ「目標は優勝しかない」とあらためて誓った。 (小原栄二)