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【サッカー】

リバプール、シュート16本も0-0ドロー

2019年2月21日 紙面から

◇欧州CL決勝T<1回戦第1節> リバプール0-0Bミュンヘン

 【ロンドン原田公樹】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は19日、英国のリバプールなどでベスト16による決勝トーナメント1回戦第1戦の2試合を行い、昨季準優勝のリバプール(イングランド)はホームでバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)と0-0で引き分けた。4季ぶりの優勝を目指すバルセロナ(スペイン)は敵地でリヨン(フランス)と0-0で引き分けた。両カードの第2戦は3月13日に行われる。

 リバプールは熱い地元ファンの大声援を受け、守備的だったバイエルンを終始圧倒。シュートも16本放ったが、一度もネットを揺らすことができず、クロップ監督も「ラストパスがうまく入らず苦しんだ。それでも前半に大きなチャンスが何度かあったが…」。主将のMFヘンダーソンも「前半にゴールを決めていたら、ゲームの行方は違っていた」と悔やんだ。

 その最大のチャンスは同12分、ロングパスに呼応してFWサラーがゴール前へ走り込み、相手DF2人に挟まれながらも体を投げ出しながら左足でボレーシュートを放ったシーン。ただ、バイエルンの守護神ノイアーの守備範囲だった。

 ポジティブな要素もある。出場停止だったDFファンダイクに代わり、センターバックに入った本来は守備的MFのファビーニョが、相手の攻撃をことごとくはね返した。

 指揮官は「彼は本当によくやった。無失点は大きな手応え。大喜びはできないが、試合は全体的によかった」と及第点評価。「バイエルン相手に今日積み上げられたことがある。それを次は使う」と第2戦に向けて攻略の糸口もつかみ、表情は明るかった。

◆まるで勝者のよう バイエルン監督

 バイエルンのコバチ監督は0-0という結果にも「(敵地)アンフィールドで無失点、負けなかったチームはあまり記憶にない。われわれは全体的にコンパクト、守備的で戦術的にも精神的にもハイレベルの戦いをした」と勝ち誇った。

 「あとは(ホームの)ミュンヘンで“仕事”を終わらせるだけ」と同監督。第2戦での戦術変更を示唆しつつ、必勝を期した。

 

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