先月、お盆休みも終わったばかりですが、
夏休みは皆さんどんな予定を過ごしましたか?
やはりお盆の予定に関して言えば、
「実家に帰る」「帰省する」という
予定を過ごした方も多いでしょうね。
さて、今日はそんな時に通常使える
”go back”や”return”の表現について、
どう使うのが適切かという点を見直してみましょう。
◆“go back to my hometown”は正しい?
「実家に帰る」を
「田舎に帰る」と言う人もいます。
そこで、”go back to my hometown” という英語が
思い浮かんだ人もいるでしょう。
この言い方もニュアンスによっては、
問題ない表現の一つでもありますが、
実家を英語で表すには実家をどう示すかも
ポイントの一つでもありますよね。
実家が「自分の生まれた家」
とすると、→”my parents’ house”
という表現もより適切ではありますよね。
これをわかりやすく説明すると、
既に実家を出て自分で生活をしている人に
とっては、今暮らしている家が”my home”に
なるので
「実家→親の家」という表現が
より適切な表現となるという理屈の元での
表現ですね。
確かに理論としては、実家と言えば「親の家」
という表現が誤解なく、また
より正しいのかもしれません。
◆”go back”や”return”は紛らわしさも含む表現になる
「帰る」は”go back”や”return”で表すことが多いですね。
でも、”I go back to my parents’ house” と言うと、
下宿生や学生さんでない限り
”Aren’t you coming back?”
→「もう戻って来ないの?」と聞かれてしまったり、
永久的に田舎に戻るという意味に
捉えられてしまう可能性がある表現の一つです。
”I’m going back to Japan.”と言ってしまった場合でも、
「一時的に帰る・行く」というニュアンスにならず、
「永久的に戻る」という意味を表してしまったりも
します。
やはり通常の表現の中で、相手に誤解を与えない
表現が英語表現としてもベストになりますので、
ここでは”back”は戻るという意味を伴わない、
”go to my paren’ts house”と
伝えると「一時的に帰る・行く」という
ニュアンスのままの意味で伝わるでしょう。
「もう戻って来ないの?」と
聞き返されてしまう原因の一つは、
この”back”を付けていることが一つの要因になりますね。
「日本に一時帰国する」はシンプルに
”go to Japan”でよいことになります。
あるいは、”go back”を使う場合には、
「数日間」「休暇中に」などの表現を
使うとベストになるので、その期間を含んだ
表現をするとよいと思います。
また表現方法としては、
お盆休みや年末年始など、何日間か実家に泊まる「帰省する」
なら”stay”や”see”を使って、
・I’m going to go stay at my parents’ house for a few days.
→「数日間実家に帰省します。」
・I’m going to see my parents in Nagoya.
→「名古屋の実家に帰る予定です。」
みたいに「実家に帰る」を表現することもできますね。
◆簡単な表現こそ直訳に要注意!
「帰る」は “go back” や “return” といった
表現がサッと思い浮かびますよね。
なので、それ以外の表現はあえて普段から考えることも
ないのではないでしょうか。
ですが実際には “visit/stay/see/” など
「帰る」という日本語訳からはちょっと
思いつきにくい単語で表されがちです。
「休みはどうするの?」「実家に帰るよ」
のような会話をする機会があれば、
今回のような表現も是非使ってみて下さいね。