先日の西日本豪雨による大きな災害のニュースは
海外でも報道されているため、
世界中が痛ましい気持ちになる事件の
一つでしたよね。
ここで言う、行方不明者に関しては、
ニュースでは「行方不明の、安否不明の」という
言葉がよく使われたりもしますね。
◆“unaccounted for” の意味と使い方
英英辞典では、
”If a person is unaccounted for,
it is not known where they are or whether they are still alive.”
“be unaccounted for” で
「どこにいるのか分からない、
まだ生きているのかどうか分からない」、
という意味で、
つまり「行方不明の、所在がわからない、安否不明の」
という意味を表すイディオムと言えるのです。
この “be unaccounted for” は大きな災害や事故があった時の報道では、
”missing” と並んで、とてもよく使われる表現です。
”missing”も「行方不明の」を示せる
単語の一つになります。
今回の災害の報道でも、文章としては
以下のように使われるケースが複数ありました。
”Rescue teams are searching for dozens of people
who are unaccounted for.”
→「救助隊は何十人もの行方不明者を捜索しています。」
“More than 50 people were unaccounted for
as of Monday morning,”
→「月曜朝の時点で51人以上もの人の安否不明でした。」
◆”account for”とはどう表せる?
実は動詞の “account” は、”account for”
というフレーズで使われることがあります。
これには幾つかの意味があるのですが、
その一つにこんな意味があります。
”to say where all the members of a group of people or things are,
especially because you are aware that some of them may be lost”
直訳すると、
→「複数の人や物の全てがどこにいる(ある)かを述べること、
特に何人か(幾つか)が行方不明になっている可能性があることに気づいているため」
日本語で表すのが難しい面もありますが、
→「(人や物の)所在をはっきりさせる、所在を明らかにする」という
イメージです。
これが受け身になり、否定形で使われると、
”be not accounted for”になるのですが、
この”not accounted” が “unaccounted” になったのが
“be unaccounted for” になるわけです。
この表現はニュースでもよく出てくる表現ですので
是非覚えておいて頂きたい表現の一つでもありますね。
今回の豪雨の災害もかなり多くの被害者が
出た未曾有の事件となりました。
こんな時には、「行方不明の」を表す
”be unaccounted for”の表現はよく使う
表現として知ってもらっておくととてもよいでしょう。
”missing”もよく使う表現の一つですが、
”be unaccounted for”も表現としてとても
たくさん出てくる表現の一つです。
ニュースや新聞の一表現として、
意識してみて下さいね。