“at all” というフレーズ、学校で習ったと思います。
よく出てくる形は固定的なフレーズの
“not 〜 at all” で出てくるケースが多いですよね。
日々割とよく耳にする言葉なのですが、
あなたは疑問文での”not”がつかない”at all”
ついてご存知ですか?
◆“not” を強調する “at all”
授業でよく出てきた”at all”はやっぱり
“not at all”でしたよね。例えば、
・She doesn’t speak Chinese at all.
彼女は中国語をまったく話さない。
・Do you mind if I sit here? –No, not at all.
ここに座ってもいいですか?−どうぞ
直訳としは、(私がここに座るのが嫌ですか?−いえ、全く)
このように「~ない」を強調する「全く~ない」
という意味で、よく”at all”が使われていますよね。
他にも、
・Thank you.
−Not at all. / No problem at all.
→「ありがとう」/「どういたしまして/全然問題ありません。」
のような形でよく使われます。
どちらも頻出の表現で、よく疑問文や
否定文で使われる表現になりますよね。
◆”not”がつかない”at all”って?
稀に耳にする使い方です。
1.スーパーのレジで
Would you like a bag at all?
−Yes, please.
→「袋を【一枚でも】欲しいでしょうか?」
「はい、お願いします。」
2.カフェで
Can I please have a cappuccino to take away?
−Sure, would you like any sugar at all?
「カプチーノを持ち帰りでお願いできますか?」
→「畏まりました。あなたは【少しでも】砂糖はご入用ですか?」
このように”at all”に対し、not以外で使いたい場合、
一体どんな意味があるのでしょうか?
◆疑問文で使う “at all” の意味
“not” がくっつかない、疑問文で使われる “at all” も
質問を強調する意味合いで使われます。
他にも「少しでも」「そもそも」とか「いったい」と
訳されることが多いものの、
質問の意味合いを強めるだけで、特に大した
意味を持っているわけではない言葉です。
そして、丁寧な意味合いを含ませるために
使われることもあるようです。
上に出てきた、よく耳にする
2つのシチュエーションも
接客で使われている “at all” なので、
主には丁寧さを出すためのものだと思って
もらって問題ありません。
そして、よく使う言葉の、
”Thank you” や “Do/Would you mind 〜?”
に対して “Not at all” と答えるのも
実は丁寧さを表しているようです。
◆at all は言葉を強める働き
“not 〜 at all” も、疑問文で使う “at all” も、
否定や疑問の意味合いを強めたり、
丁寧な響きにさせるだけのもので、
それ以上の大きな意味はないと言えますね。
スーパーで初めて “Would you like a bag at all?”
と聞かれたら、「え?at allって何だろう?」と
疑問に感じてしまったりもするでしょう。
ですが、この言葉は特に意味のない言葉で、
ただ単に強調を示していると考えて下さい。
もしお店などで “〜 at all?” と聞かれたら
疑問文を強調した意味合いでの意味を表し、
「そう言えばこんな使い方があるって読んだな」
と思い出してみて下さい。
接客では主に丁寧さを表している言葉です。