「〇〇と▲▲どっちがいい?」と聞かれた場合や、
「〇〇の中でどれがいい?」と聞かれた場合、
特にこだわりがない場合に、「どっちでもいいよ」と
答える場面がありますよね。
このように、何かの選択肢を選ぶような
シチュエーションの「どっちでもいいよ」は
どんな英語表現をすることができるでしょう。
◆よく使われる「どっちでもいいよ」の表現
よく耳にする「どっちでもいいよ」は
“Either is fine.”という表現です。
例えば何かを選ぶ時に三種類以上の選択肢があった場合、
“Anything is fine” と言いますが、
二つのうちのどちらでもいい
という場合には、”Either is fine.”となります。
満足ではあるけど、特別ベストでもないという
ちょっとネガティブな意味も持つでしょう。
”satisfactory but not especially good”
→「満足できるものの、特に良いものではない」
という意味になると言えますね。
なので “Either is OK” と言ってしまうと
「どっちも特によくはないけど、別にどちらでも」
というニュアンスに取られてしまう
可能性があります。
なのでポジティブな意味でこの表現を使いたい
場合は、
あまり強めに言いたくないとした場合は、
“Either is fine” が適切ですね。
◆他にもある「どちらでもいい」の意味あれこれ
「どっちがいい?」と聞かれた時の
「どちらでもいい」という返答に関しては、
こんな表現でも伝えることができるでしょう。
・It doesn’t matter.
→「それは問題ではありません」
・I don’t mind.
→「特に気にしません。」
・I don’t care.
→「特に気にしません。」
・Whatever.
→「なんでも。」
この4つをこの意味で伝えることができるのですが、
特に下の2つの表現に関しては、
「関心・興味がない」というニュアンスが
より強くなってしまうので、
「そんなのどっちでもいいよ」「どうでもいいよ」
「なんでもいいよ」と冷たく聞こえてしまう
かもしれないので、使い方には気を付けてみて下さい。
勿論わざとそういうニュアンスを
出したい時にはよいかもしれませんね。
ですが、この二つの表現は、
あまり積極的な言い方ではやはりないでしょう。
「どちらでもいい」以外にも、「どれでもいい」、
「なんでもいい」と言いたい表現だったら
問題はないでしょう。
◆言い方には要注意
「どっちでもいいよ」は、言葉の調子だけではなく、
言い方やトーンにも注意したい表現の一つですね。
日本語でも、ぶっきらぼうに「どっちでもいいよ」と言うと、
相手には「どうでもいい」というように聞こえてしまう
ことも多々あると言える表現ですが、それは英語でも同じです!
「どうでもいい」というニュアンスではなくて
「自分が決められないから相手に決めて欲しい」
という場合には、”Either is fine.”の後ろにちょっと付け足して、
・Either is fine. You choose.
・Either is fine. You decide.
→「どちらでもいいよ。あなたが決めて。」
という意味で使うとポジティブな意味で
伝わります。
こういう言い方ができると
言い方に配慮した感じになりますね。
◆”OK”と”fine”の使用方法
今回のメルマガに登場した二つの単語ですが、
単語自体はとてもよく知られていますが、
意味を理解して使いこなせている人って、
意外と少ないかもしれません。
説明した通りに、”OK”はより「どちらでもよい」という
意味合いがあり、”fine”の方には「よりベスト」である
意味合いを表す表現になります。
こういう言葉の端々の意味を
捉えると、英会話もよりレベルアップします!