あなたは「ファンシー」と聞くと、どんなイメージが
思い浮かびますか?
リボンやパステルのような、ひらひらレースみたいな、
なんとなく「かわいらしい」や「ラブリー」なものが
イメージで浮かびそうですよね。
でも、英語の “fancy” は日本語の「ファンシー」の
イメージとはまた全然異なった言葉のイメージを
持ちます。
今回は “fancy” の一般的な意味と、
イギリス英語ならではの “fancy” の使い方も紹介します!
◆“fancy” は主に「装飾的な」というイメージ
”fancy”は英英辞典によると、
”having a lot of decoration or bright colours,
or made in a complicated way”
という意味で、装飾が多い「手の込んだ」「派手な」「おしゃれな」
といったニュアンスを持ちます。
『”plain”ではない』という意味でよく使われますね。
例えば、日本語の「デコレーションケーキ」は
装飾がたくさんほどこされているので、
英語では”fancy cake”または”party cake”という呼ばれ方をします。
”fancy” は “simple” の反対語として、
必要以上に「凝った」「複雑な」「しゃれた」
ものなんかの意味としても使われます。
例えば、
You don’t need a personal trainer or fancy equipment to lose weight.
体重を落とすのにパーソナルトレーナーもしゃれた器具もいらないよ。
のような文脈の中で使いますね。
◆「高級な」という意味も持つ
実は “fancy” には「高級な」「高級でしゃれた」
という意味もあるんです。例えば、
・a fancy restaurant(高級レストラン)
・a fancy car(高級車)
・a fancy house(豪邸)
のような意味を持ってぽおいます。
この言葉は通常の日本語の「ファンシー」のイメージ
からはちょっと想像しにくい意味を持ちますね。
◆アメリカ英語とイギリス英語で違う“fancy dress”
アメリカ英語とイギリス英語の違いで顕著な意味を持つ単語です。
ここでの“fancy” は形容詞なのですが、
”fancy dress” ってどんなドレスを想像しますか?
実はこれ、イギリス英語では「仮装・コスプレ(の衣装)」
ということなんです。
それに対してアメリカ英語で “fancy dress” は、
パーティーに着ていく正装の「(丈の長い)ドレス」になります。
パーティーに呼ばれたときに”fancy dress”で来てねと
言われた場合には、どちらのことを表しているか、
服装を勘違いして行かないように要注意です。