先日、”want to”という言い方をして
「~したいですか?」を「~しましょう!」という
意味に転換させ、”Let’s~!”というお誘いを示す言葉になる
表現をお伝えしたと思うのですが、
例えば” You want to read this.”
という疑問文ではない通常の表現で使う場合に、
これも通常の”読みたい”という意味とは別の
意味の「~した方がいいよ」というカジュアルな
英語っぽい表現の一つになります。
◆「~したほうがいい」意味を表す”want to”
うまく日本語に訳しづらい“You want to read this.” ですが、
実はこの “want to” の使い方は意外とよく出てくる言い回しの
一つなんです。
英英辞書で”want”をひいてみると、
こんな意味が出てきます。
”have a desire to possess or do (something); wish for”
またもう少し先々の意味で読み込んでみると
こんな意味も確認できます。
《informal》should or need to do something
“You want to 〜” は「〜した方がいいよ」と
カジュアルに言う時に使われる、言い回し
なんですね。
相手が何かしたいと決めつけているような
言い方に聞こえますが、そうではありません。
通常の「~したい」という訳し方とは別に、
他の訳し方が必要となるパターンですよね。
◆「~したほうがいい」の”want to”の使い方
否定語でも、よく出てくる言葉の一つです。
例えば食べ過ぎてしまった場合に、
You want to eat less.
→「(食べ過ぎだから)ちょっと控えめにした方がいいよ」
という使い方や、
何かプラスでない情報を知らされる場面
に直面した場合に、
You don’t want to know.
→「知らない方がいいよ」
というニュアンスで伝えたりもできます。
◆少し意味を弱める“may/might want to”
今回は、「〜した方がいいよ」などの「提案をする表現」を
お伝えしていますが、表現を選ぶ時に「相手にどう聞こえるか」
が気になることってないでしょうか。
「きつい感じで受け取られたら嫌だな」や
「できるだけやんわり言いたい」と言うときは、
”may/might want to”という表現が使われることがとても
多い です。
今回紹介した “want to” に “may/might” がくっついて、
婉曲的な「〜した方がいいのでは」「〜したらどうだろう?」
という意味を伝えられるので、
丁寧でやわらかい印象を与えることができます。
例えばとても美味しいケーキ屋さんに行って、
それを友達に教えたいとします。
ケーキが好きな友達にオススメのケーキ屋さんを
お勧めするときに、
”You might want to try that cake shop.”
とおすすめすれば
「あのケーキ屋さん、いいところだから試してみたらどうかな?」
のような意味合いの、押し付けがましくない感じを
伝えることができます。
こんな通常の意味とは少し異なった
“want to”の使い方ですが、提案を表すことのできる表現として、
是非あなたの英語表現の中にストックしてみて下さいね!
”may/might”も使えると、かなり英語表現の幅が広がります!