日本では人や物を数える時に10個の単位で
数えることが割と多いですよね。
例えば、日本ではスーパーで売っている卵は
1パック10個入りが多かったりしますが、
海外では “dozen”= 12個の単位で
売られていることがとても多いです。
そんな “dozen” の意味と、ちょっと間違えやすい
使い方のポイントを今回は紹介したいと思います!
◆“dozen” の意味はこんな感じ
冒頭で紹介した「卵」ですが、
ニュージーランドでは
6個、12個、18個、24個、30個…という
単位で売られていることがとても多いそうです。
なぜこんな中途半端な数なのかというと、
実は “dozen” という数え方が関係していると
言えます。
“dozen” とは、英英辞典によると、
”a group of twelve of the same thing”
→「同じものの12のグループ」
を意味します。
同じ意味で、これを日本では
「ダース」と呼びますよね。
ちなみに、チョコレートで、
”DARS” という名前の12粒入りの
商品があるのですが、
あれは造語だそうです。
英語では “dozen(発音は[/ˈdʌzn/])” と言わないと通じません。
“dozen” が「12個」なので、「6個」は “half a dozen”、
もしくは “half dozen” となります。
◆“dozen” は複数形にはならない!
実はこの “dozen”、ちょっと面白い特徴があります。
例えば「12個の卵」は “a dozen eggs” と表しますが、
これが「24個の卵」になっても “two dozens” とは
言わないのです。
ではどういう言うのが正解でしょう?
”two dozen eggs” が正解です。
→「2×12=24個」の卵みたいな意味を示しますね。
ちょっとややこしい言い方でもありますよね。
でも、この表現はあるルールを思い出したら
簡単に覚えられるんです。
“hundred” という単語、皆さんもご存知だと思います。
「100」という意味ですね、
では「200」だって勿論知ってますよね。
英語で表すと、どうなるでしょう?
“two hundred” でしたよね。”two hundreds” にはなりません。
要するに、単位に複数形はつかず、
頭につける数を倍にしていく形が正解ですね!
“dozen” もこれと同じように数字のユニットを表しているので、
同じルールになりますね。
“dozen” の前に来る数字がいくつになっても
“dozen” のままで、複数形の “s” はつかないところが
ポイントになります。
◆イディオムにより“dozens” の複数形を使うこともある
表現として、絶対に “dozens” と言わないかというと、
そんなことはありません。
“dozens of 〜” で
「何ダースもの〜、何十もの(多数の)〜」
という意味になります。
“dozens of people” で「たくさんの人」、
”I’ve told you dozens of times!” で
「何十回も言ったでしょう!」
みたいな感じの言い方が正しい使い方になります。
これは “hundred” も同じでしたよね。
”hundreds of 〜” で「何百の〜、非常に多数の〜」を表します。
ちなみに、「12」ではなく「20」という
数字のユニットを表す “score” という単語もあります。
意味さえ覚えてしまえば使いやすそうな
表現ですよね。
◆「数」にまつわる英語表現は色々ある!
今回紹介したdozen意外にも、
“a couple of 〜” や”a piece of〜、”a pair of〜“、
また、”a pack of〜“、
など多数の数の表現は存在しますので、
是非今後何か該当の単位が登場した時には
使ってみたらどうでしょうか?