前回、「薬」や「薬局」、さらに「市販薬」
「病院で処方された薬」などの
薬にまつわる知識やボキャブラリーを紹介しました。
今回もっと具体的な言い方で、様々な薬の言い表す
方法をご紹介したいと思います。
◆代表的な薬を英語にすると
よく使う薬を英語にすると、
下記のような薬が必要となるでしょう。
風邪薬:cold medicine/remedy
解熱・鎮痛剤:paracetamol
痛み止め:painkiller
塗り薬・軟膏:cream, ointment
消毒薬:antiseptic (cream, liquid/solution)
目薬:eye drops
のど飴:lozenges, cough drops
また、海外の薬局で、薬を買う場合には、
こんなフレーズも知っていると
便利かもしれません。
”Do you have anything for 〜?”
→「〜に効く薬はありますか?」
~に入る部分は様々な表現ができます。
風邪:a cold(鼻風邪は a head cold)
頭痛:a headache
熱:a fever
アレルギー:allergy
のように言い換えると便利な
表現ですよね。
◆それぞれの症状に効く成分ってどんなもの?
海外で、もし急に熱が出てしまったら
とても困りますね。
「解熱剤」や「鎮痛剤」を
英語で伝えたい時は、『バファリン』や『イブ』
のような薬剤が割と便利な薬ではありますが、
海外ではこんな言い方はしません。
その代わりに商品名や成分名で
言うことも多いので、
覚えておいて頂きたい成分名もご紹介します。
成分で覚えておいていただきたいものが、
まず、“paracetamol(パラセタモール)”というもの 。
解熱・鎮痛に関しては、これだけ覚えておけば、
まずOKなほどのメジャーな成分名です。
アメリカ英語では “acetaminophen” と呼ばれていて、
日本でも「アセトアミノフェン」という名前で知られています。
ただ、海外の市販薬は日本の市販薬よりも含有量が
多いものが多いので、服用の時には気をつけて下さいね。
この “paracetamol/acetaminophen” は、
量に気をつければ子どもにも使えるので、
子ども用の解熱剤にも使われている成分です。
ちなみに海外の市販薬は日本の市販薬より
成分の含有量が多いものも多いので、
服用の際には要注意ですね。
そして、日本でも有名な “ibuprofen(イブプロフェン)” は
鎮痛・解熱だけなく、炎症にも効く成分なので、
喉が炎症を起こしている場合には “ibuprofen” 入りのもの
だと効果が期待できます。
また、鼻詰まりの解消を謳っている市販薬には
“phenylephrine(PE)” という成分がよく使われていますよ。
◆海外で薬が必要になった時の参考に
今回は海外で薬が必要になった時に役立つボキャブラリーを
紹介しましたが、やはり薬剤師さんなどの専門家に
相談しながら症状にあったものを選ぶのが安全です。
きちんと説明できなくても、単語やジェスチャーでも
なんとか伝わると思うので、前回と今回のメルマガで
紹介した英語表現を海外での急病や薬の購入などの
緊急時に役立ててもらえるとありがたいです。
また、薬の話になるとよく登場する単語
“antibiotics(抗生物質)” も
ぜひ合わせて覚えておきたいですね。
海外で”困った!”という薬を必要とする状況の時には、
是非こんなものも使ってみて下さい。