日本語では「やっぱり」という言葉って、
本当にとてもよく使う言葉ですよね。
何かが思っていた通りだったときには
「やっぱりね」と言いますし、何かが起こったあとで
後悔する時にも「やっぱり~すればよかった」と
言ったりしますよね。
また、「やっぱりあちらにします」という、
何かを変更して注文したい時なども、
この言葉が登場しますよね。
英語でもこんなニュアンスを表すことができたら
すごく便利だと思いませんか?
◆「やっぱり」をピッタリ表せる英語ってあるの?
英語の表現を考える時にいつも思っているのは、
「日本語はとても便利な言葉」ということです。
今回取り上げる「やっぱり」も
幅広く使う事のできる表現の一つです。
それでも、英語の中でそのまま「やっぱり」
という意味で使える同一の単語はありませんので、
シチュエーション別に英語に変換してみましょう。
◆思っていた通りだったという意味の「やっぱり」って?
思っていた通りだったという意味の「やっぱり」。
あの人って恐らくAさんの事が好きだよね?
と言って、実際そうだったと知った場合の
「やっぱりね」という意味で
よく使われる英語の定番フレーズは、
”I knew it!”
→「知ってたよ。」
という言い方がよいでしょう。
knewにアクセントを置いて強く言うと
ポイントになり伝えやすくなります。
何か出来事が起こった場合などの
「やっぱりそうなると思った」を表す場合には、
”I knew this was going to happen.”
→「こうなることがわかっていた」
という言い方で「やっぱり!」というニュアンス
を表すことができますね。
◆「やっぱり〜にすればよかった…」は英語で?
後で起こったことを後悔して、
「やっぱり〜にすればよかった…」
という意味の「やっぱり」という表現も
この表現で伝えることができます。
雨が降りそうなのに「まだ大丈夫でしょ」
と傘を持って出かけなかったような場合、
「やっぱり傘を持ってくればよかったなぁ~」
などと言いたくなることもあります。
そんな時は「やっぱり〜すればよかった」が
定番の言い回しになるでしょう。
”I should have 〜”と言うことができます。
「やっぱり傘を持ってくればよかった…」は、
→I should have brought an umbrella.
と伝えることができますね。
◆「やっぱり〜にします」は英語で?
再度紹介する「やっぱり」は、
注文するときに品物を変更するような
タイミングでよく使われます。
何かに決めたけど気が変わって
「やっぱり〜に変えます」と言うときの
「やっぱり」です。
この「やっぱり」の意味は、
気が変わった(心変わりした)ので前に言った事を
撤回して言い直したいということですよね。
実はこの場合には、
”actually”
という単語がよく使われるんです。
I’ll have a coke.
Actually, I’ll have a ginger ale instead.
→コーラを頼みます。
やっぱり代わりにジンジャーエールにします。
みたいな言い方で、そのままニュアンスを
伝えることができますね。
この “actually” は、先に言ったことを
訂正して言い換える働きで、
口語でとてもよく使われます。
もちろん、”actually” を使わずに、
I’ll have a coke. Oh,
I’ve changed my mind. I’ll have a ginger ale instead.
→コーラにします。あぁ、
やっぱり変えます。ジンジャーエール下さい。
と言ってもニュアンスを伝えることができるでしょう。
日本語で言う「やっぱり」は幅広い意味を持つ言葉で、
様々な英語表現へと言い換えて
表現することができる、という
複数の表現のご紹介でした。