英語でのシチュエーションで初対面の人に
名前を聞く時、皆さんはどのように尋ねるのが
正解だと思いますか?
初対面の人の名前を聞く時にネイティヴが
よく使う方法や、電話で相手の名前を聞く時の
フレーズなど「英語で相手の名前を聞く」という
テーマをお届けします。
◆初対面の人に名前を聞く方法は?
“May I have your name?” のような正式表現で、
「丁寧に相手の名前を聞く英語表現」は一旦
忘れましょう!
丁寧に聞かないと…と、言い回しだけに
惑わされるべきではありません。
実はもっと大切にすべきポイントがあります。
それは、
こういった際に大切なことは、
まず自分から先に名乗ることです。
いくら丁寧な表現で相手の名前を聞いたとしても、
自分は名乗らずに相手に名前を聞くというのは、
残念ながらあまりいい印象ではないですよね。
なので、いきなり “May I have your name?” と聞くのではなく、
フランクな形でも
”Hi, I’m 〜. Nice to meet you.”
と聞くのが一般的に正しいマナーになります。
自分からまずは名前を名乗るのがこういった
ケースではスマートな対応になりますね。
名乗りながら手を際出して握手を求めることも
多いシチュエーションです。
そうすると相手は “Hi 〜, I’m Daniel. Nice to meet you, too.”
などと返してくれるので、わざわざ
『名前を教えて』と言う必要はありません。もしくは、
”Hi, I’m …, and you are 〜?”
→「こんにちは、私は~です。あなたは~ですか?」
と聞くのもとても一般的な方法です。
最後の部分を濁しながら言っても、
相手は “I’m Daniel.”「ダニエルです。」
などと返してくれるはずです。
相手の名前が知りたくなったらまずは自分が名乗る、
それが基本です。
◆別のパターン:
自己紹介なしで会話が始まった時の名前の聞き方
英語での会話に関しては、
日本との違ってかなりどんどん会話が展開するケースも
多くあるでしょう。
基本的に他人同士が親しくなって、
おしゃべりがガンガン弾むことも珍しくないという
現象が起こり得ます。
例えば、公園で、カフェで、または電車や飛行機の中でも
隣の人とかなり親しそうに話しているなぁと思っていたら、
知り合いではなく、たたまたま同じ場所に居合わせて
話していただけ、という
場面も起こりうるのが英語圏で
会話をする中での文化の一つです。
でも、話し込んでからも、途中や最後で名乗ることも
あるかもしれません。
そんな時によく使われるフレーズは、
”By the way, I’m 〜.”
→「ところで、私は~です。」
こんな形で会話の始まりには
名乗り始めても全く問題はないでしょう。
~の部分に自分の名前を入れて、
やはり先に名乗りつつ笑顔で握手を求めると
自然です。そして、相手が名乗ってくれたら、
”(It was) nice talking to you, Daniel.”
→「お話できてよかったです。ダニエル。」
のように一言添えるといいですね。
◆「お名前は何ですか?」「どちら様ですか?」を英語で言う
“What’s your name?” は相手に失礼な聞き方なので
使わない方がいい、と言われることがよくありますが、
絶対に使わないかと言うと、そうでもありません。
ホテルや会社の受付などのちょっとかしこまった接客では
“May I have your name (, please)?” がよく使われますが、
そうではない場合、”What’s your name?” と聞くネイティヴは
たくさんいますね。
また、電話で「どちら様ですか?」と相手の名前を聞きたい場合には、
”May I ask who’s calling please?”
”Who am I speaking to?”
→「どなたかお伺いできますか?」や
→「どなたでしょう?」
という質問をする事が妥当な話になります。
そして、最後のポイントは、
相手の名前を聞いた場合に、とにかく
口に出すということになります。
自己紹介の時に相手が名乗ってくれた後で、
”Nice to meet you, John” のように相手の名前を
呼ぶことはとても大切です。