“nearly” という単語をどこかで
耳にしたことはありますか?
日本人が使う表現としては、あまり
使われない表現の一つかもしれません。
そんな表現の一つ、
今回は “nearly” の意味と使い方、そして似た単語
“almost” との違いを簡単に紹介していきたいと思います。
◆“nearly” の意味はどうなる?
“nearly” がどんな意味で使われるかというと、以下になります。
almost; not quite; not completely
“almost” と意味はほぼ同じになります。
つまり、「完全にはそうではないけど、ほとんどそうだ」を
表す時に使わる単語です。
例えば以下のような例で使われたりします。
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・What’s the time? -It’s nearly seven (o’clock).
今何時? -もうすぐ7時だよ
・How old is your daughter? -She’s nearly five.
娘さんは何歳? -もうすぐ5歳よ
・We’re nearly there.
もうすぐ着くよ
・I nearly missed my flight.
もうちょっとで飛行機に乗り遅れるところだった
みたいな感じですね。では、”almost” とは何が違うのでしょうか?
ねあ
◆“nearly” と “almost” の違いとは
上の意味で使う場合には、
”nearly” も “almost” も同じように使える表現ですね。
実際に、上の例文はどれも “almost” に置き換えても
意味は変わらない表現です。
ただ、傾向として、こんなことが言えます。
・イギリス英語では “nearly”、
アメリカ英語では “almost” がよく使われる
・“nearly” は後ろに数字が続くことが多い
・“almost” は副詞・形容詞が後ろに続くことが多い
そして、厳密にいうと、こんな差がある場合もあります。
意味ベースでは以下の通りになったりします。
・nearly:ある時点に到達するまでもうすぐ、というニュアンス
・almost:何かと類似している、というニュアンス
“nearly” の後ろに数字がくっつくのが多いのも、
この微妙なニュアンスが関係している可能性は高いですね。
そしてこの違いで、”almost” は使えるのに
“nearly” が使えないという場面が出てきたりします。
◆“nearly” ではなく “almost” を使う場合
■何かと「似ている」を表す場合
何かと似ているという意味で「ほぼ同じ」を表す場合には、
”nearly” ではなく “almost” が使われます。例えば、
・“She is almost like a mother, to me.”
→「彼女は私にとってほとんど母親みたいなものだ。」
・”The tofu burger tasted almost like a real burger.”
→「豆腐バーガーはほとんど本物のハンバーガーの味がした。」
のような形で表すことができるでしょう。
何故なら、”nearly” の「進んでいって、到達点までもうちょっと」
というニュアンスが全く当てはまらなかったりするからです。
■後ろに no / nobody / nothing などが続く時
また、後ろに来る単語によって “nearly” が使えない場合も
あると言えます。
それは、後ろに “no/nobody/nothing” などがくるケースです。
この場合には”almost” が使われる事が多いでしょう。
これらのケースでは、 “nearly”と“almost”を
入れ替えて使う事はできません。
◆「ほとんど」と「だいたい」の英語表現とは
昨日、表現の中でalmostと同様の意味で使える
単語をいくつか挙げました。様々な「ほとんど」と
いう表現では、多くの英単語で表現できると言えるでしょう。
意味に応じてより近い使い方を心掛けてみて下さいね。