日本には布団を敷いたり、畳んだり
する文化がありますが、
海外では基本的にはベッドを使うと
思います。
ただ「掛け布団」を意味する単語は
“duvet(発音は [/ˈduː.veɪ/])” と
言うようです。
(読み方では「デューヴェイ」と読みます。)
“duvet” はイギリス英語で使われる単語で、
ニュージーランドでは
羽毛・ウール・マイクロファイバーの掛け布団などが
売られていますが、
どれも この呼ばれ方で呼ばれています。
アメリカでは “duvet” ではなく、
”comforter” と呼ばれることが多いそうですよ。
「コンフォーター」と読みます。
“duvet” でも”comforter”でもググってみると
日本でよく使う「お布団」の画像がヒットしますので
チェックしてみて下さい。
◆海外では布団は”futon”で通じるか?
“futon” は英語でも通じると書かれている
サイトをいくつか見かけましたが、
確かに “futon” はちゃんとした英単語で、
英英辞書にもたいてい載っているようです。
ただ、私たちが普段使っている
「布団」とはちょっと違うんです。
英英辞書の定義を見てみましょう。
a type of mattress, originally from Japan,
that can be rolled up, or a bed or seat made from such a mattress
→もともと日本のマットレスの一種で、
巻き上げることができる、またはそのようなマットレスから
作られたベッドまたはシート
のように言われますが、
これが、「布団」の詳しい定義に即しているかと言えば、
少し意味合いは違ったものを表すケースが
多いようです。
ということで、日本の「布団」を実際に
見たことがない欧米の人が “futon”をイメージする場合、
日本の「布団」と同じものをイメージしない
場合が多いので、注意が必要です。
Googleで “futon” を画像検索してみると、
トップにこんなのが出てきましたよ↓
”futon”で多くヒットする画像は、
カウチソファみたいなものが
数多く出て来ました。
◆「ふとん」にまつわるボキャブラリーはこんな感じ
意外と間違えやすいのが「枕カバー」になります。
「枕=pillow」「カバー=cover」なので
“pillow cover” で良さそうな気がしますが、
そうではなく “pillowcase” が正解です。
”pillow cover” は「クッションカバー」のことを指します。
また、日本の「ふとん文化」を海外の人に紹介する時には、
以下のような表現も非常に役に立つかもしれません↓
(布団を)敷く:lay out, set up, make a/the/one’s bed
(布団を)たたむ:fold (up)
(布団を)しまう、片付ける:put away
(布団を)干す:air (out)
日本でお馴染み『布団』も
海外の人がイメージするものは、
また別のものになるようですので、
イメージしてもらう時には
注意が必要ですし、
布団にまつわるボキャブラリーは
上記の表現を基本的には使うと
より伝わりやすいでしょう!