神奈川県の高校受験情報

英語はリスニングと英作文の配点が高い傾向があります。例年はリスニング、英単語、英文法、並び替え、条件英作文、英作文、長文読解、グラフや図表などを用いた問題、会話文形式の長文読解という出題パターンになります。対策として毎日英語を読む・聞く時間を作ることです。また、試験時間50分のうち、リスニングが9分、残りの時間で問題を解かなければならないので、相応のスピードが必要です。どの問題から解くかという戦略立ては模試を受けながら考えるのがおすすめです。並び替え問題については教科書の基本文を暗記しておきましょう。長文問題は教科書や問題集、模試の問題を音読して「速読即解」できる力を養いましょう。リスニングは５Ｗ１Ｈに気を付けるとよいです。

資料問題の配点が高い傾向があります。独立小問集合題と総合題で構成されています。①②③は独立小問集合で、①は基本的な計算問題、②は和・式、方程式、関数、図形から4問、③は関数、数と式、資料の活用、方程式から5問が出題。④は関数と図形の融合問題、⑤は確率、⑥は空間図形から計算問題が3題出題、⑦は平面図形から証明問題が出題されています。難易度が高いです。証明問題と図形問題の高得点がポイントです。計算問題は得点源になるので教科書レベルの問題を繰り返し解いてきましょう。二次関数・確率・三平方の定理・円周角の定理に関する問題は毎年のように出題されるので、たくさん問題を解いて思考力を高めておくことが重要。証明問題は全文記述なので模試などで回数を重ねて慣れておきましょう。

自分の考えを記述する問題の配点が高い傾向があります。大問５問で出題。５教科の中で一番平均点が高い科目なので、十分な対策が必要です。①は国語の知識に関する問題で、漢字や文法、俳句・短歌など知識系の問題が出題されます。②は古文問題。読解中心で内容を理解できるかどうかがポイント。③は物語文、④は説明文が出題。⑤はグラフや資料を使った作文問題が出題されます。対策として、小説・説明文の読み方を押さえましょう！日頃から漢字・文法・慣用句など幅広い学習を心掛けましょう。現代文については、入試に近いレベルの問題集や模試などを活用して、日常的に多くの文章に触れておくように。記述問題は模試などを通じて、繰り返し書く学習を行ってください。

理科は考察問題が増加傾向にあります。大問8問で構成。物理・化学・生物・地学から題ずつ、各分野すべての問題がバランスよく出題されます。ほとんどが選択肢・記述解答問題ではあるものの、実験や観察が重視されています。そのため、単なる用語の暗記では対応できない出題傾向のため難易度は高く、毎年受験生の平均点は低いのが特徴です。対策は実験・考察問題がカギになります。選択問題が多いものの、計算を必要とする問題だったり、実験や観察の結果や考察などを問う問題が多いです。最低限必要な用語を覚えたら、その単元の内容を自分の言葉で説明できるか確認しましょう。理解が曖昧な部分は、教科書に戻って確認しておくこと。特に実験の手順や結果、原因は要チェックです。

社会は資料を用いた問題が難化傾向にあります。大問6問で構成。地理が2題、歴史が2題、公民が2題の構成で、小問の数や配点から見ると、各分野からバランスよく出題されています。写真や地図、グラフや略年表などの資料を用いた問題が多く出題され、論述問題も出題されるので、それだけ素早く正確に解けるかが重要です。資料を用いた問題は難化傾向にあるので要注意です。対策つぃて、まずは基本問題を反復演習しましょう。選択問題が大半を占めていますが、公民では記述問題が１問出題されます。まずは基本的な知識を確実に定着させましょう。その上で地図問題や地形問題、略年表をまとめてみたりなど、大問ごとに対策を立てる効率よく学習できます。歴史は時代の流れと特色を確実に捉えておくこと。近現代までしっかり学習しておくように。公民は時事問題の対策として、日頃からニュースや新聞に目を通し、疑問に感じたことは教科書で確認するようにしましょう。