中国のスパコン神威太湖之光、ドアを開けた人はいない
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引用:http://img01.ibnlive.in/ibnlive/uploads/2016/06/Jack-Dongara-750x500.jpg



中国製「段ボールスパコン」

国産のスーパーコンピューター「京」は2019年8月に稼働停止し、解体されるのが決まった。

同じ場所に新型国産スパコンを設置するためで、性能世界一を目指すことになる。

そのスパコン性能世界ランキングでは最近中国のスパコンが上位を独占しています。

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スパコンランキングでメディアが大きく取り上げるTOP500では、米国製が1位と2位、中国製が3位と4位につけています。

日本からは産業技術総合研究所製が7位に入ったのが最上位で、例によって「日本は遅れている」と決めつけている。

スパコンランキングにはもうひとつGraph500があり、日本の「京」は8期連続世界一で米中を寄せ付けない強さを見せている。


違いはTOP500は簡単な計算を繰り返す理論上の最大能力、Graph500は複雑な計算をさせることで、TOP500のほうは低性能機材でも高い数値が出る。

TOP500はスパコンを構成するユニット1個の理論上の性能から全体の数値を推測し、100倍だなとか1万倍だななどと計算しています。

たとえ本物のコンピュータは1個だけで他は段ボールを並べただけであっても、TOP500では世界一を取れます。



本物スパコンでは日本が上位独占

果たして中国のスパコンは段ボール製なのか、「神威太湖之光」や「天河2号」は一度も全体を稼働させたことがありません。

一つ一つのユニットが低性能でも数をたくさん並べれば数字が大きくなるのがTOP500で、しかも実際にユニットが存在するか誰も確かめていないのです。

TOP500は好意的に解釈しても無意味で、悪く受け取ればでっち上げと言えます。


Graph500はTOP500より高度な計算をするので、単純計算に特化してTOP500の1位を狙うようなスパコンは順位が下がる。

もうひとつのGreen500はユニット単位の省エネや計算速度を競うもので、実はこれが本当のスパコンの性能です。

中国スパコンがやっているのは「市販のパソコンでも数多く並べれば合計で世界一」のような手法で、だから段ボールコンピューターになります。


日本がやっているのはユニット単位の性能を向上させて少ないユニット数にする手法で、このほうが実用的です。

Green500は日本製のスパコンが上位を独占していて、すべてが実際に稼働し利用されています。

中国の「神威太湖之光」や「天河2号」は先ほど書いたように製造以来現在まで、一回もユニット全体を稼働した事がありません。

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