(★★★わいるどだっくのへや★★★)

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≪※google chromeで一部の記事が読めないという謎の現象がある事に気が付き、(何かの陰謀?!)
過去ログ4に再掲載いたしました。≫





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「父殺し」と「母殺し」、どちらがお好きですか?その20 2018.1.1
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あやの: 次第に寒さが増して来た今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
シャル: ブルブルブル、さ、寒いです。みんな元気でやってる?
あやの: 今年も恒例の年末イベント、コミケの季節がやってまいりました。
そこで委託販売の告知をさせて頂きます。



ディスク版CGノベル「土砂降りの雨」
第一部~第四部
価格 各¥200






どこにでもいる普通の女子高生、綾瀬結衣がふとした切っ掛けから、
逃れる事のできない奇妙で数奇な罠に陥り、
数々の恥辱と快楽にまみれた体験をしてゆく告白形式の小説です。
果たして彼女はこの無限地獄から逃れる事ができるのか?!


コミックマーケットにて販売いたします!


29日土曜日 東J-38b
UNION OF THE SNAKE


31日月曜日 東Y-11a
登場企画


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2018.11.1

《音声版》「土砂降りの雨 」第一話 公開


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《音声版》「土砂降りの雨 」第一話



《音声版》「土砂降りの雨 」第一話

※上記タイトルをクリックすると音声版が再生されます。
再生にはwindows media playerなどの音声再生ソフトが必要です。









あやの: みなさん、お久しぶり。あやのさえこです。
お元気でお過ごしでしょうか?

シャル: みんな元気ーィ!
ねえさん、今回はなんかスゴイ企画ですね!
小説が音声読み上げで聞けるなんて!

あやの: 最近、ちまたでは流行っているから、ちょっと試してみたの。

あれこれフリーのソフトで試してみたんだけれど、
やっぱ、フリーソフトはまだまだ改良の余地があるな~って思ったわ。

棒読みでいかにも機械が読んでいる、って感じのモノがほとんどだし、
有料ソフトのお試し版も試したけど、……なんだかアニメのキャラみたいな
あたしの小説には合わない声だったり、今一つだったのよね。

シャル: ああ、……まだまだ発展の余地がある分野って事ですね。

あやの: それで一番作品の雰囲気に合ったソフトが今回使った
「かんたん!AITalk3」っていうソフトだったの。

一番人間の肉声に近くて、パラメータの調節であれこれ多彩な表現が使えて
操作も簡単だったから。

シャル: ほうほう。

あやの: 文章を読むのが面倒臭い、内容が面白いか判らないのに読むのがしんどい、
そんなモノグサなあなたなら、一度試しに聞いてみて下さい。

リクエストがあれば、続きも作ってみるわ!

シャル: ほいじゃあ、みんなァ、まったねェ~ん♪




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あやの: 暑さ厳しき折、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
シャル: みんな元気ィー!暑さに負けないでね♪
あやの: 今年も炎天下で催される大イベント、コミケの季節がやってまいりました。
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日曜日 東ア-35a 登場企画


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2018.1.1

「父殺し」と「母殺し」、どちらがお好きですか?その20


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で?…結局、“デイジー”って、一体なんなのさ?















注意:今回は映画『2001年宇宙の旅』(1968年)と
『2010年』原題/2010: The Year We Make Contact(1984年)
ネタバレになってしまうので、まだご覧になっていない
方はご注意を!



あやの: 皆さん、あけましておめでとうございます。

寒さ厳しき日々の続く今日この頃、 皆さんいかがお過ごしでしょうか?
またまた今回もごく限られた一部の物好きの人たちだけにお届けする
ニッチなシリーズ、「父殺し母殺し」をお送りします。

シャル: あけおめ~!みんな元気してるゥ!

ホント、寒い日が続きますね~ブルブル。

あやの: さて、今回も前回に引き続き映画『2001年宇宙の旅』の謎について
いろいろ探って行こうと思います。

前回でもお話ししましたが、2001年の共同脚本を執筆したSF小説家の
巨匠、アーサー・C・クラークはノベライズ化された小説をキューブリック監督の
煙幕代わりに使われて怒り心頭だったっていう、なんの根拠も無い憶測について
言及いたしましたが、その憶測と妄想をもう少し語らせていただきます。

まずはこの画像を見て下さい。



シャル: あっ、これは続編『2010年』に出て来たソビエトの宇宙船レオノフ号ですね?

あやの: ええ、前回述べた『2001年』で登場した宇宙船ディスカバリー号の形状が
中世の武器、モーニングスターのメタファーだという話をしたけれど、




じつはレオノフ号も武器の形状のメタファーであるって気が付いたの。

シャル: えっ?……そうなんですか?

あやの: たぶんこの宇宙船のデザインは剣のかたちをモチーフにしているのだと思うわ。
それも岩に突き刺さった剣、“聖剣エクスカリバー”
表しているじゃないかしら。

シャル: ああ!言われてみれば確かに、そう見えますね!




あやの: それと、剣が十字架のかたちも表していて、ダブルミーニングになっているの。

そして聖剣エクスカリバーと言えば“アーサー王伝説”。
そしてそのなかでも有名なエピソードが、“聖杯探索”。

スピルバーグ監督の映画「インディージョーンズ 最後の聖戦」でも登場した事でも
有名な聖杯。






イエスが最後の晩餐で使用したワインの杯(さかずき)、或いは十字架に磔にされ、
槍で刺されて滴り落ちたキリストの血を受けた器とも言われ、どんな不治の病をも
癒し、不老不死の力を宿す聖杯を探索に向かう円卓の騎士たちの物語なの。

つまり宇宙船レオノフ号はいうなれば異星人の探索、=聖杯の探査行である事を
暗に示唆しているのだと思うわ。

シャル: ほうほう、アーサー王伝説と言えば、魔術師マーリンとか出てくるやつですね。

あやの: そう、魔術師マーリンはケルト人のドルイド僧で、アーサー王は彼の導きによって
ブリテンの王となり、聖杯探索の物語によってキリスト教化されてゆく過程を
伝説として描いているのね……。

そして異星人探査の行く先には“聖杯”=永遠の生命を授けるもの、“神への進化”
への道が仄めかされているの。

シャル: ソビエトの宇宙船なのに、そんな意味が隠されていたとは意外ですね。

あやの: まあ、ソビエトも東ローマ帝国の末裔、東方正教会を国教としてきた
帝政ロシア後の国だから、キリスト教圏である事には変わりないわ。

シャル: ああ、たしかに。

あやの: それに『2001年宇宙の旅』に出て来たオリオン号がオ“ライオン”
つまり、ニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」で語られた
“獅子の時代”をその名前に忍ばせているのと同様に、
レオノフ号のレオノフ(leonov)も、レオン(leon)=ライオンをその名に
入れている事から、獅子の時代を暗示しているのだと思うの。

シャル: おお、なるほど、レオノフ号の名前はそういう意味だったんだ!

あやの: つまりアーサー・C・クラークは続編『2010年』で、キューブリック
監督に対して、
「俺はおまえが描いた“2001年”の
裏のテーマに気付いているぞ」
と無言のメッセージを送っていたのだと思うわ。

シャル: おお、太陽化した木星の名称を“ルシファー”と
命名したり、ディスカバリー号の回転モーメントを
停めたり、スターチャイルドへと変貌したボーマンに
最後のメッセージで“エウロパ(=ヨーロッパ)”には
手を出すな、と言わせたりしてキューブリック監督に
当てこすりをした“例のアレ”ですね!

あやの: ええ、それで前回でも言ったように、円環の宇宙ステーションは
運命の女神ネメシスと幸運の女神テュケーが合わさった“運命の輪”であり、
尚且つ、西洋キリスト教文明の象徴、十字架と日本の旭日旗が一体化した
表象であるのだけれど、






これは円環の宇宙ステーションだけに限った事では無かったの!

シャル: えっ?!そうなんですか?!……他にも十字架と旭日旗が合わさった
表象が有ったという事ですか?!

あやの: それはもう、ビックリするぐらいにあちこちにね。
まずはこちら。



シャル: あっ、月面のクラビウス基地の着陸船用のエアロック・ドームですね。
開口したハッチが放射状になっているのが、旭日旗のメタファーなんですよね?
……でも、十字架は?ちょっと見当たりませんけど……。

あやの: それがね、……じつはこんなところに隠されてるの。



シャル: えっ?どこどこ……?

あやの: これこれ。



シャル: あ、……たしかに、でも、これだけじゃあ、偶然っていう可能性も。

あやの: じゃあ、次いくわよ。
旭日旗と……



十字架。



シャル: えっ?どこどこ……?

あやの: これこれ。



シャル: いや、……う~ん、まあ、そう言えない事もないかも。

あやの: ――――― では、これならどうかしら!



シャル: ああ、ユニットAE-35を交換するためにボーマンが船外活動を
している所ですね?……パラボラアンテナの放射状の線とボーマン
の宇宙服の赤色で旭日旗を表している……でも、十字架はどこに?

あやの: これこれ!ここの部分。



三枚のパラボラアンテナを繋げている支柱が十字架。

シャル: ――――― あっ、ホントだ!

あやの: しかもパラボラアンテナの表側にも、



――――― 十字架!

シャル: ああっ!たしかに!
でもでも、これだけなら無理やり探せば見つかる偶然かも!

あやの: ええい、これでもか!

――――― 旭日旗と、



十字架!!



シャル: おおっ!?これはボーマンが船外活動用ポッドでエアロックから決死の
突入を図った時ですね!たしかにポッドの側面部分に十字架が!!

あやの: ――――― そして極めつけはこれよ!



シャル: へっ?……これって、HAL9000の論理記憶中枢ですよね?!
これはたしか記号論的反転をした日章旗の表象ですよね?

あやの: ――――― それだけじゃなかったの!
もっと良く見てみて!!

シャル: えっ?……あっ!そんな、まさか!?



日章旗と横倒しの十字架が重なっている!!

あやの: ――――― そしてこれがとどめよ!!

――――― 十字架と!



――――― 旭日旗!!



シャル: ――――― ああっ!!

スターゲートの向こう側から
出現したゾロアスター教の神、
アフラ=マズダも火の神、
光の神であると同時に
旭日旗=日本をも象徴
していたんですね!?

あやの: ちなみにさっき見せた円環の宇宙ステーションのランデブーシーンだけれど。

ランデブーしようとしている
オリオン号そのものが十字架!



シャル: おおっ!……ここまで描かれていると、もう偶然では済まされませんね!
十字架と旭日旗の表象は明らかに意図されて埋め込まれたものとしか
言いようがないです!

でも、……でも何故なんですか?!キューブリック監督はこの“暗号”から
一体、なにを表現しようとしていたのですか?!

あやの: それについて言及する前に、フランク・プール副船長が
死んだ経緯について話しておかなければならないと思うの。

シャル: ああ、HALの策略で船外活動用ポッドをぶつけられて殺害されてしまった
可哀想なフランク・プールですね?



たしか“フランクフルト学派”と呼ばれる哲学者、アドルノとホルクハイマーが
共著の「啓蒙の弁証法」という著作の中で“オデュッセイア”についての記述が
あって、英雄には肉体の強靭さによって勝利するタイプと知力と策略によって
勝利を得るタイプの二種類があって、フランクは肉体派の英雄の象徴なんですよね?

あやの: そう、肉体派の英雄を象徴し同時に生命力=“黄金の林檎”の象徴でもあった
フランクはそれに勝る英雄、知力と策略に長けた英雄、“知恵の木の実”を
象徴するボーマンに劣る存在として死ぬ運命にあったのだけれど……。



シャル: ボーマンは“知恵の木の実”=リンゴだから宇宙服の色が赤で、
フランクは“黄金の林檎”だから宇宙服が黄色のシンボルカラー
なんですよね?

あやの: ええ、知略に長けた新しいタイプの英雄であるデビッド・ボーマンは
名前のデビッドがイスラエルの王ダビデを象徴していて、
肉体の強靭さを誇る旧いタイプの英雄であるフランクは
神聖ローマ帝国の礎となるキリスト教のフランク王国を象徴
しているの。

でもね、……フランク・プールの名前にはもうひとつ別の解釈が成り立つ
事に気が付いたの……。

シャル: 別の、……解釈ですか?

あやの: ええ、フランク・プールの“プール”には一種の玉突きゲームという
意味があるという話を以前したけれど。

シャル: はいはい、船外活動用のポッドが球形の形をしていてビリヤードの球の
メタファーになっていて、それがコンピュータHAL9000によって
遠隔操作されて体当たりさせられ、宇宙空間に弾きだされちゃうんですよね?

あやの: そう、フランク王国の部族はもともとフン族の大移動によってビリヤードの
球のごとくヨーロッパ大陸に弾きだされて、ローマ帝国の各地に拡がって
いったゲルマン民族のうちのひとつの部族なの。

シャル: あっ、フランク・プールの名前にはそういう王国の出自まで含めた
エピソードが隠されていたんですね!?

あやの: でも、それだけじゃなかったの……
フランク・プールのフランクにはもっと別の、
一見、定石とも言える“神話の構造”
を見せておきながら、それを
根本から覆す意味が含まれていたの!!

シャル: ――――― えっ、そうなんですかっ?!

あやの: そもそもフランクには“オデュッセイア”もモチーフにして
書かれた“フランクフルト学派”のメンバー、アドルノとホルクハイマー
著作の“啓蒙の弁証法”をテーマに扱っている意味合いも含まれていると
言及したけれど、本当にそうなのか?それで正しいのか?という疑問が
あとから湧いて来たの。






シャル: ええっ?……どういう意味ですか?フランク・プールの“フランク”には
フランクフルト学派を表しているという解釈が間違いだった、……と?

あやの: いえ、……その解釈自体は間違いではないの、……でも、もしそうである
ならば、大きな矛盾が生じてしまう事実が存在するのよ!

シャル: そうなんですか?!その、大きな矛盾というのは?!

あやの: おそらく、A・C・クラークとキューブリックが最初にアイデアを
出し合った時に、クラークはカート・ヴォネガット・ジュニアとの
コラボレーション作品として作品の骨子を想定して、“オデュッセイア”
をモチーフにして“啓蒙の弁証法”的なロジックに基づくストーリー
を考えていて、苦難と危険に満ちた遥か遠くへの長旅を経て故郷に
辿り着く主人公としての「王の帰還」を描こうとしていたの……。

シャル: ああ、たしか「2001年」の小説版では、ヴォネガットの「タイタンの妖女」
と同様に、最終目的地が土星だったんですよね。

あやの: ええ、……でも、出来上がった映画と小説の間には微妙な相違があって、
今、はなしに上がった目的地が土星と木星と違っていたり、小説版では
スターチャイルドに進化したボーマンが故郷の地球に帰還すると、
地球人類はそれを外敵と看做して彼を攻撃しようとするの。

シャル: ほうほう……。

あやの: そして地球の衛星軌道を巡る核弾頭搭載のミサイルを向けるや否や
“超人”となったボーマンの超絶的な力によって、あっさり殲滅
されてしまう。

シャル: へぇ~、映画版の『2001年宇宙の旅』とラストが決定的に違いますね。

あやの: ――――― そうなの!
啓蒙の弁証法における「オデュッセイア」の神話的構造からしたら、
知恵に長けた英雄が長い放浪と苦難の果てに故郷へと帰還する、
“王の帰還”をテーマにしていて、最終的にはオデッセウスに敵対する
者たちに対する殺戮と殲滅が起こるハズなのに、キューブリックはその
最後の肝心な部分を描いていないの!

シャル: う~ん、それって一体、どういう事なんですか?

あやの: つまりね、当初アーサー・C・クラークが
想定していた「啓蒙の弁証法」
のロジックに基づく神話的構造を
キューブリックは引っくり返しちゃったの!

シャル: それがさっきのフランク・プールの話とどう繋がるんですか?

あやの: フランク・プールがHAL9000
によってポッドをビリヤードの球のように
ぶつけられて宇宙空間に弾き飛ばされた
ように“フランクは拒絶された”の。

それはつまり、
“フランクフルト学派”の否定
を暗に示唆していたのよ!

シャル: そ、……そうなんですか?

あやの: 要するにキューブリックは、
どこぞの都知事がスカして
言ってる“アウフヘーベン”
とかリベラル糞喰らえ!
って言っているわけ!

シャル: ね、ねえさん、……またあまり不穏当な事を言うと
怒られてしまいますよ……(汗)

あやの: ちなみにアーサー・C・クラークも“アレ”な人という事で
業界では有名だったらしく、考え方がリベラルだとしても
無理はないかな~、っていう側面があるの。

シャル: “アレ”な人……?
“アレ”な人ってどういう人なんですか?

あやの: そんな事、……とても口に出しては言えないわ!
興味がある人はウィキでも調べてね。

シャル: そうですか、あとで自分で調べてみます。

でも、そうなると凄いですね。
クラークとキューブリックは描こうとしたテーマが真逆だった
という事ですよね?

それだけじゃなく、同じユダヤ人として第二次大戦中にアメリカに
亡命を余儀なくされた
“フランクフルト学派”の
人たちの主張を全否定
しちゃったわけですものね……。

あやの: そう、……じゃあ、“フランクフルト学派”や「啓蒙の弁証法」を
否定してキューブリックが描こうとしたものが一体なんなのか?

シャル: それが“十字架”と“旭日旗”の一体化……?

あやの: そう!だから“デイジー”なのよ!
すべては過去に回帰する事によって
解決される……そう考えたんじゃ
ないかしら?

シャル: えっ?……デイジーって、HAL9000がご臨終の間際に
唄っていた、あの“デイジー”ですか?!

あの“デイジー”の歌にも
何か意味があったんですか?!

あやの: ええ、答えは歌の歌詞にあったの……。

シャル: ――――― あの“デイジーベル”
という曲の歌詞に秘密が?!

あやの: Daisy, Daisy,
Give me your answer do!
(デイジー、デイジー、
ねぇ、返事をしておくれ)




I'm half crazy,
All for the love of you!
(僕はもう君に夢中なのさ、
君のこと以外考えられないぐらいに)




It won't be a stylish marriage,
I can't afford a carriage
(しゃれた式などしてあげられないし、
四輪馬車など望むべくもないけど)





But you'll look sweet upon the seat
Of a bicycle built for two.
(二人乗りの自転車に一緒に乗る
君の姿はきっと素敵だよ)







シャル: ――――― こ、これは!!?




いわゆる菊花紋、やんごとなき
方々の紋章ですね!

あやの:
デイジーはヒナギク、古期英語では 朝に開花することから‘day's eye'
を意味し、陽の目=曙=太陽を 表しているの

そして菊花紋も旭日旗=日の出を 表しているシンボルマークなの。

シャル:


そして宇宙船ディスカバリー号のパラボラアンテナも
旭日旗と同時にデイジーを表していたんだ!





そして、……これはかなり大昔の遺跡みたいですね?
何故古代の遺跡に“菊花紋”が?!

あやの: ええ、これは古代シュメール文明の遺跡なの。

シャル: ――――― 古代シュメール文明!?

どういう事なんですか?!
古代シュメール文明が一体
この作品のテーマとどんな関係が!?

あやの: さあ、……どうなんでしょうね、これは宿題として
この記事を読んでる読者のみなさんに考えてもらおうかしら。

シャル: ――――― えっ!!マジですか?!
ちょー気になるんですけど!!

あやの: それでは、皆さん今年も良い一年でありますように。

シャル: そいじゃあ、みんな!まったね~ん♪




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ディスク版「土砂降りの雨」第一部~第四部
コミックマーケット93にて販売致します!















30日 土曜日 東1ホール E-31a UNION OF THE SNAKE

31日 日曜日 東1ホール L-04b 登場企画



新田真子先生、いつもありがとうございま~す!




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2017.8.15

「父殺し」と「母殺し」、どちらがお好きですか?その19

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人類の進化に異星人など必要無い














注意:今回は映画『2001年宇宙の旅』(1968年)と
『2010年』原題/2010: The Year We Make Contact(1984年)
ネタバレになってしまうので、まだご覧になっていない
方はご注意を!





(※ 文中にあるキューブリック監督および、アーサー・C・クラーク氏に
関する心情や動機の記述は、判明している事実とそれに基づく推測から導き出した
なんの証拠も根拠も無い、わたくしの憶測・妄想に過ぎない事をお断わりいたします。
予めご了承下さい。)


あやの: 残暑厳しき折、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

シャル: みんな元気ィ!!今日も頑張っていってみよう!
……ところでねえさん、今回の画像のキャプションのタイトルが、
かなり過激というか、挑発的ですねェ(笑)

これって、『2001年宇宙の旅』という作品の全否定では……?!

あやの: 一見すると、そう感じられるけれど、それはキューブリックが仕掛けた
“二重三重の罠”を見抜けない人にとって、そう感じられるだけなのよ。

シャル: ――――― えっ?!「2001年」の
キューブリック監督が仕掛けた罠?!!
一体どういう事ですか?!

あやの: 通常、SFファンで『2001年宇宙の旅』を映画で見ている人は
当然のごとく、アーサー・C・クラークのノベライズした小説版を
サブテキスト代わりに読んでいると思うの。

そして、おおむね映画で説明されていない部分に関する解釈を小説版に
依拠しているから、ほぼ小説で語られている説明が「2001年」という
作品の映画のみでは判り難い部分をサポートして理解できると思うのね。

シャル: はあ、……たしかにあの映画はなんの予備知識もなく見ると、あまりにも
説明不足で観客が何をどう理解していいのか判らない作品ですよね?

あやの: ――――― そこが“罠”なのよ!!

シャル: えっ?ど、ど、どのへんが罠なんですか……?!

あやの:




小説版と映画を見較べれば、すぐに気が付く事だけど、両作品は同じテーマ、
同じ内容を描いているようで、じつは微妙に違う……そういう違和感を感じた人は
少なからずいたはずなの……。

そもそも、キューブリックは最初から描こうとしていたテーマとクラークが描こうと
していたものは別物だった、というより、クラークの小説版はキューブリックによって
自分の描こうとしたテーマの本質を隠蔽し、
観客をミスリードさせるために利用
されたの。

シャル: ええっ?!……そ、そうなんですか?!

あやの: そもそも、クラークはホメロスの「オデュッセイア」を元にして、
同じSF小説家のカート・ヴォネガット・jrとのコラボレーションで
土星を最終ゴールに設定した作品、「タイタンの妖女」と対を為す作品として
「2001年宇宙の旅」を作品化しようと考えていたらしいの。






小説版では、「2001年」もディスカバリー号が向かう最終目標は“土星”だし、
タイトルに“Odyssey”と銘打ち、一つ目の巨人、サイクロプスのメタファー
としてHAL9000を登場させている部分と「タイタンの妖女」の“妖女”も
海を旅する船人の心を惑わせ、遭難させる“サイレンの魔女”を表している部分が
「オデュッセイア」を共通のモチーフを扱って作られた作品である事を示しているの。

シャル: おお、なるほど、そうだったんだ。
キューブリックの映画では、ディスカバリー号の最終目的地は“木星”でしたしね。
じゃあ、キューブリック監督は最初から、“本当に自分が描きたいテーマ” を隠したまま
クラーク氏に共同脚本を書かせて、クラーク氏に対しても欺きとおしたまま作品を
創り上げた、という事ですか?!

あやの: ええ、そのとおりよ。
そして元々感性の鋭い、一流の作家であるクラークは、出来上がった作品を見て、
その作品の裏に隠された本質的なテーマに気が付いて愕然としたのだと思うわ。

そして彼はキューブリックの映画に反撥するかたちで、その後の「2010年」や
続編作品を書き続けたんじゃないかしら。






シャル: そうなんですか?……でも、ねえさんがそう考える根拠って、一体なんですか?

あやの: まず、キューブリックとクラークが作品を企画している段階で、
人類の進化とその未来、そして究極の科学が到達した世界における知的生命体
は“神にも等しい存在”として、この宇宙に存在しているに違いない、という
発想の下、脚本が造られていったの。

シャル: ほうほう、つまり、クラークの小説版では、絶滅の危機に瀕していたヒトザルさんに
知性を与え、人類へと進化に導いたのは、
モノリスを作った存在、高度な知的生命体、
神にも等しい異星人、
として描かれていた部分ですね。

あやの: そして、その異星人は月面にもモノリスを埋めて、やがて人類が月に到達してそれを
発見したら、次の道しるべとして木星に向けて強力な電波を発するように仕掛けてあり、
木星に到達した人類にはスターゲートによって、亜空間への扉が開いて、星々を越えた
遥か彼方の世界へと導く異星人の高速道路を用意していた、という事になっているの。

シャル: そしてボーマン船長は、あのロココ調の部屋に辿り着いて、“超人”=スターチャイルド
へと進化するんですよね?






あやの: ええ、クラークの小説版ではそういうかたちで物語が説明されてるけれど、
その説明を本当に鵜呑みにして、理解したつもりになっていいのか?

シャル: つまり、小説版と映画はあくまで別物であり、クラークの小説版は目眩ましであり、
ダミー、だという事ですか?

あやの: そう、その証拠にアーサー・C・クラークは「2001年」の続編にあたる
映画「2010年」で実に観客に解りやすいメッセージを投げ掛けているの。






ボーマン船長が木星の衛星軌道上で失踪し、木星計画の頓挫の責任を取らされ
罷免されたフロイド博士が主役になって、今回はソビエトの宇宙船レオノフ号に
同乗して、事故の原因調査に赴く、というミステリー仕立ての展開になっているけれど、
彼等は木星の衛星エウロパで生命体の存在する可能性を知り、
しかも何らかの不可解な力の干渉によって、その真実の探求を
阻止されてしまう。

そして彼等が遭遇する数々の不可思議な現象は、高度な地球外知的生命体による、
新たな実験の働きかけである事が判明するの。

シャル: ああ、最後に木星が小さな太陽になっちゃうんですよね?

あやの: そう、彼等は太陽系にさらなる干渉をして、新しいハビタブルゾーンを
創り出して、生命を育成し始めるの。

シャル: なんだか、身勝手で了見が狭く、はた迷惑な神様ですよねェ?

あやの: ええ、キューブリックの描く“神”に比べると、クラークの神は拙速で
情緒的で、奇跡の御業を大安売りする、薄っペラい神なの。
それはクラーク自身のキューブリックに対する心情を反映したかのように。

終盤で木星が太陽化した後に、“超人”になったボーマン船長が送って来た
メッセージがクラーク神の本音を吐露しているの。






ALL THESE WORLDS
ARE YOURS EXCEPT
EUROPA
ATTEMPT NO
LANDING THERE

(アメリカとソビエトよ、もう世界はおまえらの好きにするがいい、
ただし、ヨーロッパに手出ししたら承知しねーゾ、ゴルァ(#゚Д゚) !!)

核戦争の危機に直面しながら、木星探査に訪れた
アメリカとソビエトの両陣営に対して神様クラークが警告する。

エウロパ(=ヨーロッパ)は神聖にして侵すべからざる世界なのだ。
米ソは互いにいがみ合って、勝手に自滅してしまえばいい、
でも近代西洋文明を築き上げた白人の文明社会ヨーロッパこそが
もっとも優れた価値ある存在であり、
神に祝福され、選ばれた存在なんだ!

ヨーロッパこそ最高!
ヨーロッパが一番大事!!

日本みたいな黄色いサルが作った
極東のちっぽけな国なんて、
取り立てる価値も無いゴミだぜゴミ!
冗談じゃねーよ(プンスカ)!!!

……って事じゃないかしらね。(笑)

シャル: あらら、……そういう事だったんですか。

あやの: レオノフ号が木星衛星軌道に到着した時、ディスカバリー号は木星や衛星など
近傍天体の影響からか、回転モーメントが発生していて、回転を停めるシーン
があったけど、これこそキューブリックが「2001年宇宙の旅」で描いた
永劫回帰の回転を力づくで停めてやるぜ、っていうクラーク神の意志の表れ
と言っていいの。(笑)

シャル: あ~、あれはそういう意味だったんだ……。
なんだか大人げないですね……。

あやの: それだけじゃないわ、クラークはさらに事実の隠蔽と上書きを作品上で
行なっているの。

小説版のラストではスターチャイルドになったボーマンは、核戦争の危機にある
地球に帰還すると、その力をふるって旧人類の諍いの業を断ち切るために
彼等を殲滅するという、「オデュッセイア」のおいて主人公オデッセウスが
行なった暴力と殺戮という「啓蒙の弁証法」のロジックに基づいた行動に
出るのだけれど、完成した映画を見たクラークは、そうではないオチを見て
続編では違う展開を示したのだけれど、そもそも映画版「2001年」は
ボーマンが帰還した地球が
いつの時代の世界なのかの描写がないの。






シャル: ああ、以前ねえさんが指摘していましたね。
あの映画のラストシーンでは地球の衛星軌道を巡る人工衛星も
地表面における文明の証拠となるような街灯りも認められなかった。

つまり、あのラストに出て来た地球がいつの時代の世界なのかは、
映画の描写からは何も判らない、
ボーマンが帰還した地球は
ヒトザルさんが人類への進化を開始する
前の時代の世界かもしれないって……。

ボーマンが帰還したのは過去の地球
であり、そこで“永劫回帰の大いなる円環が
完成した”可能性がある、という事ですよね?






あやの: そう、……クラーク氏ならば、きっとその可能性に気付いていたハズ。
自分の共同執筆した原作とも小説版とも全然違うラストの意味に……。

つまり、もしボーマンがスターチャイルドになって帰還を果たした地球が
ヒトザルが知性を与えられて人類に進化した過去の地球だったとしたら、
ボーマンはヒトザルに知性を与えた当事者=モノリスと同じ存在だとしても
なんら不都合はないの。

その場合、原因と結果は永劫回帰の大いなる円環で繋がって、
もはやヒトザルを人類に進化させた
神的存在としての異星人も
存在する必要が無くなってしまうの!

つまり、この作品はSFとして異星人との
ファースト・コンタクトがテーマだと今まで
考えられてきたけれど、そうですらない
可能性が出て来たの!

それを敢えて無視して時系列として直近に繋がった2010年という
直線的世界に歪曲して続編を書いてしまったの。

スターチャイルドに進化したボーマンはもっと進化した“神のような存在”の
使いっ走りという、なんだか中間管理職みたいな情けない立ち位置に
置かれてしまう。

そしてさらなる隠蔽の上塗りとして、
映画版では語られなかったけど、小説版では
太陽化した木星の名称を“ルシファー”
としてしまったの!

シャル: えっ?……そうなんですか?!
ルシファーと言えば、……たしか。

あやの: ――――― そうなの!

ルシファーといえば、“明けの明星”
つまり、中世の武器モルゲンステルン
(=モーニングスター)であり、
ディスカバリー号の形状自体が
モルゲンステルンのメタファーなの!




そしてコンピュータHAL9000の
HALはギリシャ神話の伝説に登場する
ケーユクスの妻、ハルシオンに由来し、
日本の花の名前、春紫苑(ha-ru-shi-on)
キク科ムカシヨモギ属の植物で、別名
Philadelphia "daisy"とも呼ばれるの。



つまり、HALが“デイジー”の歌を
唄うのも日本語の花の名前、は/る/し/お/ん
(ha-ru-shi-on)と無関係ではないし、
ハルシオンの夫、ケーユクスの親は
エオスポロスと言い、“明けの明星”とも
呼ばれていて、ルシファーに相当する
存在である事にクラークも気付いてた
可能性があるの!



ケーユクスとハルシオンの夫婦は
その美貌から、神にも匹敵する存在
であるという傲慢さを持ち、
お互いをゼウス、ヘーラーと呼び合い、
神の怒りを買って、カワセミに変えられて
しまう……まさに彼等は楽園を追放された
アダムとイヴのような存在であり、
その親エオスポロスは明けの明星、
神への敵対者ルシファーと同一視され
近代西洋的価値観から敵視され、
疎外されていた存在と言って良いの。




それは西洋列強によって世界中が植民地として
蹂躙され、欧米による世界支配がもう少しで
完成するという瀬戸際で、たった一国“日本”
という国が彼等と互角に戦い、植民地支配を
跳ね返して、その目論見を潰した存在と
重なり合う。

西洋キリスト教文明に刃向い、歴史の流れを
変えてしまった国、――――― “日本”

それゆえに、彼等に逆らった敵対者は
近代文明が生み出した究極の武器、
原子爆弾によって、その罰を受ける事になる!



人類はモノリスによって“知性”=知恵の木の実
を与えられ、“武器”を発達させる事によって
進化を遂げてきた。

そうして創り上げた“究極の武器”が自ら築き上げた
文明をも破滅に導きかねない武器、“核兵器”。

その人類が、自らの進化によって現在滅びの道を
歩み出していて、その破局を回避するカギとなる
のが“日本”である、そうキューブリックは
考えて「2001年」という作品を作ったのでは
ないかしら……。



でも当時の西洋キリスト教文明圏の人たちから
してみたら、到底受け入れ難い主張だと思うわ。

もちろん、アーサー・C・クラークにとっても
許し難いテーマであったと思うの。

そして共同脚本を任された自分にすら本心を隠し、
小説版を映画のテーマが判り難くするための
煙幕として利用された事にクラーク氏は
怒り心頭だったんじゃないかしら……。



だから彼はあえてディスカバリー号の形状が示す
メタファー“モーニングスター”の本質から
読者(観客)の目を欺くために恒星化した木星を
“ルシファー”と名付けたのではないかしら。

クラーク氏はキューブリック監督に騙され、
利用された事への怒りからか、映画「2001年」
の作品の本質的なテーマを歪曲・隠蔽し
別の作品として上書きするために様々な
“歴史修整”を行なったのよ。

シャル: おお~、なんだか二人の「2001年」をめぐる因縁は
根が深いですね~。

あやの: ま、……でも、「2010年」は逆説的にキューブリック監督が
描いた作品の本質的なテーマを浮き彫りにする証明となってしまったけどね。
クラークは“語るに落ち”てしまったの(笑)

それにキューブリックからしてみたら、まさにクラークの所業は
願ったり叶ったりだったと思うの……。

シャル: えっ?!……マジっすか?!

あやの: だって映画を見た観客にその意味を解らなくさせる、誤解させる、
ミスリードさせる事が、監督本人の目的だったんだから。

何故って、もしあの作品の本質的なテーマがつとに知れ渡ってしまったら、
轟々たる非難が集まるばかりか、
下手をすれば自身の命すら狙われた
可能性があったのだし……。

シャル: そ、そうなんですか……?!

あやの: この映画は“神無き時代の神”を描く事を目的としていた作品だけれど、
実際には、とても宗教色が強く、様々なメタファーの中に現代の政治や思想に
対して痛烈なる批判と、監督独自の主張を表現していたわ。

おそらくその真意が観客にストレートに伝わっていたら……。

シャル: あ~いろいろビミョ~で複雑な問題を孕んでいますものね~。

あやの: 前にも言ったと思うけれども、キューブリック監督は、この作品の
本質的なテーマが自分が生きている間に理解されなくても構わない、
いいえ、……というより、真実は墓まで持って行ってしまおう、
本当の事は死後に解れば良いと思っていたフシがあるわ。

シャル: それじゃあ、クラーク卿の行なった歴史改変もキューブリックにとっては
ウェルカムだった、ということですか?!

あやの: まあ、……そういう事ね。
クラーク氏が何をしようと、キューブリックの方が一枚も二枚も上手だった、
という他はないわね……。

そして日本人のみなさんもご高説を垂れるインチキ映画評論家の解説など鵜呑みに
しないで真実に目を向ける時が来たのよ!

シャル: ね、……ねえさん、そういう不穏当な発言はやめましょう。
また、怒られちゃいますから……。(汗)

あやの: 大体な、スターゲートの向こう側で見えた映像は
超新星の爆発や宇宙の誕生だとか、
訳知り顔に言っていたけど、
全部間違ってるからな!!
そもそも亜空間を移動中にそんなもん
見える訳がねえだろヴァカ!

てゆうか、場面のシーケンスを
真剣に突き詰めて考えたら、
そんな解釈にならねェんだよ!
このヴォケがっ!!

宇宙空間に水平に並んだ複数の
キューブの意味が解らねェだあ?
たぶん、設定段階でデザインされた
未来都市の名残りだあ?
バーカ、バァーカ!!!

そんな言葉が出てくる時点でおまえが
いかに証拠や資料に騙されて、
目の前の映画を真剣に
見ていなかった証拠なんだよ!

キューブリック監督がこの映画の本質を
判り難くしているのは、最初から自分の
作品に込めたテーマを意図的に隠蔽する
ためだったんだよ、この間抜け!

おまえが賢しげに薀蓄たれている証拠や
資料は全~部、キューブリック自身が
仕込んだ偽情報なんだよ!!
それにまんまと引っ掛かりやがって、
ヴァァァァアアアアカッ!!!

おまえ、トランプが当選したらよその国へ
移住するって言ってやがったくせに
まだへばり付いているよな!
この、ウソつきのヘタレ野郎が!
(※比喩的な意味で)

二度と日本に帰って来るな!
(※比喩的な意味で)

シャル: ええ~と、だ、誰の事を言ってるのかな~ァ?
なんだかねえさんのじょーちょが不安定なので、今日はこの辺で終わりに致しま~す。(汗)

あやの: ファッキュー!
この、オカマ野郎!!
(※比喩的な意味で)

シャル: ではでは、またお会いしましょ~♪(汗)




(※文中で映画評論家に対する批判・非難とも受け取れる発言がありましたが、
これは特定の人物に対する当てこすりや誹謗・中傷ではありません、誤解無きよう。)







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ムーンウォッチャーは
何故、月を見ていたのか?














注意:今回は映画『2001年宇宙の旅』(1968年)の
ネタバレになってしまうので、まだご覧になっていない
方はご注意を!



あやの: 皆さんお元気かしら?
すっかり暑い陽気になりましたね。

シャル: イェ~イ!みんな元気ィ?!
暑さなんか吹き飛ばして、今日も元気でいこうぜェ!

ところでねえさん、前回の冒頭のキャプションのタイトルに“黄金の林檎”って
でてきましたけど、あれって何なんですか?

あやの: 良い質問ね、シャルロッテ。
それは今回のキャプションのタイトル、“ムーンウォッチャーは何故、
月をみていたのか?”とも大いに関係のある事なの。

シャル: ほうほう、ムーンウォッチャーと言えば、たしか、モノリスに触れて、
武器を使う事を覚えて新たなる人類の進化を担ったヒトザルさんのリーダーですよね?
名前が示す通り、彼は月を見ていた者なわけですね?……それには理由があると?

あやの: ええ、そのとおりよ。
まずはこの画像を見てちょうだい。



シャル: ええと、これはフロイド博士を乗せた月面着陸船のエアリーズ号ですよね?

あやの: そう、そしてエアリーズ号の名前の由来はギリシャ神話の戦の神アレース、
その妹は不和と諍いの神エリスなの。

シャル: エリスと言えば以前にも“三人の女神”とかの話の時に出て来ましたよね?

あやの: ――――― そうなの!

『2001年宇宙の旅』のモチーフとなった、ギリシャの吟遊詩人ホメロスの作品、
「イリアス」「オデュッセイア」の中で語られるトロイア戦争の原因になった出来事
をつくりだしたのがエリスという女神なの!

シャル: あ~、はいはい、たしか自分だけが結婚式に招かれなかったのを逆恨みして、
嫌がらせをしちゃうんですよね?

あやの: ええ、女神テティスと英雄ペーレウスの結婚式に招かれなかった諍いの女神エリスは
その腹いせに宴の会場に「もっとも美しい女神に」と記した“黄金の林檎”を投げ込んで
ゆくの、……その結果、式に招かれていた女神、ヘーラー、アフロディーテ、アテナの
三人の女神がその林檎の権利を巡って大ゲンカを始めてしまう。

シャル: 自分にこそ、その林檎を受け取る資格があるって、互いが主張しあって譲らない訳ですね。
それで、ヒトザルさんのムーンウォッチャーとはどう繋がるんですか?

あやの: 慌てないで、シャルロッテ。
その“黄金の林檎”というのが、女神ヘーラーが管理するヘスペリデスの園に生えている木
に成る果実で、不老不死、永遠の生命が得られると言われているの。

シャル: ああ、ねえさんが言ってましたね、“知恵の木の実+生命の果実”=“神への進化”って。

あやの: そう、そしてこれを見てちょうだい。










シャル: エアリーズ号の船内ですね……これが何か?

あやの: 前にも言ったと思うけれど、この船内は黄色の内装で統一されているでしょう?
つまり、このエアリーズ号自体が天空に放り出された“黄金の林檎”そのものなのよ。

人類がヒトザルから進化を遂げて宇宙まで進出しても、核弾頭搭載の人工衛星が
飛び交い、米ソの冷戦の緊張は極限まで高まりつつあり、(1968年当時の予測)
そんな中に放り出された、“黄金の林檎”は新たなる人類の進化を促す可能性を
示唆していたの。

シャル: つまり、ヒトザルさんは“武器”を発明する事によって人類に進化したけれど、
それはさらなる諍いを呼び、“黄金の林檎”はその諍いの原因として表現されている?

あやの: そう、人類はモノリスの洗礼を受けた時から、己自身が“神への長い道”へと
歩み始めたの。

そして、ここで面白いのが、国家から異星人の存在という最高機密を調査するため
月に赴く男、ヘイウッド・フロイド博士。

彼はいわば国家の権威=父性の象徴として登場するのだけれど、






シャル: ありゃりゃ、……ずっと寝てますね(笑)

あやの: そうなの、エアリーズ号の船長が挨拶に来た時は起きてるのに、
何故か、スペースすっちーさんがいる時はいつも寝ているの。

そして、このシーン。






シャル: ああ、無重力のオリオン号船内で円を描く様に浮遊しているペンですね。

あやの: 人間は武器という道具と同時に言語、文字という新たな道具を手に入れて
現在のような進化を遂げたわけ、……空中に浮遊するペンはその象徴なのだけれど。

シャル: その最強の武器と道具を発達させて宇宙に進出している国家の父性のシンボル、
フロイド博士がぐ~すか眠りこけている、という訳ですね。

あやの: そう、フロイドといえば、近代精神医学の基礎を築き上げた精神科医ジグムント・
フロイトの名を想起させずにはいられない名前で、彼がスペースすっちーさんの
登場する時にはいつも眠っているのも、近代医学における“無意識”の発見を
暗に示唆しているのだと思うの。

そしてこのシーン。







シャル: ああ、すっちーさんが浮遊しているペンに気付いてそれを拾い、フロイド博士の
胸ポケットに挿し込んでいるシーンですね。

あやの: ペンは武器とともに言葉、文字を発達させて進化してきた人類の知性のシンボル、
そしてここでは無意識下における男性のペニスの象徴でもあるの。
その父性と知性とフロイトの無意識におけるペニスの象徴がシートのモニターに
映っている映画のワンシーンらしき男女の画面を斜めに分断しているでしょう?



シャル: ああ、言われてみれば、確かに!

あやの: この冒頭のシーンは非情に重要な意味を含んでいると思うの。

新たなる時代のパラダイムシフトにおいて、父性、武器や言語の発達をうながした知性、
それが近代精神医学の発展の基礎を築いたフロイトの無意識の発見と重ね合わせて、
それに代わって登場するのが、スペースすっちーさんこと、女性原理への転換だと思うの。



物語の終盤でボーマンがロココ調の白い部屋に辿り着いたシーンがあったけれど、
ロココというのは18世紀のアンシャン・レジームが続いていた旧き良き時代の
時代の境界とも呼べる時期で、ルイ15世の愛妾で、才色兼備で知られたポンパドゥール夫人
とオーストリアの女大公マリア・テレジア、ロシアの女帝エリザヴェータによる
フリードリヒ二世のプロイセンに対する包囲網、「三枚のペチコート作戦」を行ない、
女性が権勢をふるった、それまでの時代とは違った“新しい時代”の始まりと
キューブリック監督は考えていたのではないかしら……。




それは父性キリスト教文明から新たなる時代へと歴史が転換していようとしていた時期。
ロココの時代と2001年の時代を重ね合わせて、“運命の輪”が新しい進歩に繋がる
幸運へと向かうか、破滅的な災厄へと向かうか、まだ未知数であるという状況なのね。



眠っているフロイド博士の空中に浮遊しているペン=ペニスの象徴をポケットに
収める=男性原理を引っ込めさせる事のメタファーを表現しているのだと思うわ。



オリオン号のランデブーシーンがあれほど感動的に描かれているのは、このシーンが
特別な意味を持っているからで、人類が新しい進化の段階に突入した瞬間を様々な
メタファーを使って象徴的に描いているのよ。

シャル: おお、なるほど、そういう事だったのか!

あやの:





その後、月面着陸船エアリーズ号のキャビンで食事を持って来たすっちーさんが、
フロイド博士が眠っているので、同僚の席に向かうと、同僚のすっちーさんは
柔道の試合を見ているのだけれど、その試合も良く見てみると、女性同士である
事が判るの。

シャル: ああ、黄金の林檎が放たれた瞬間、キリスト教的父性原理から別の原理への転換が
起こった事をここでも示唆しているんですね?

あやの:


ええ、エアリーズ号の内装は黄色で黄金の林檎を示唆しているけれど、外面は白に
コックピット内部の赤で日の丸のメタファーを表現していると同時に“知性+永遠の生命
=神への道”を暗示しているの。

シャル: ほうほう、知恵の木の実(赤い林檎)+生命の果実(黄金の林檎)の一体化(神への進化)を
エアリーズ号は表現しているというわけですね?

あやの: そう、そしてエアリーズ号は月面のクラビウス基地に着陸するのだけれど、



リフト式格納庫に収容されると、基地の内部は真っ赤な色をしていてまるでエアリーズ号は
月の子宮内に着床した卵子のようにみえるでしょう?



外部の格納庫ハッチも子宮口が開いたかのように表現されてるわよね。

シャル: なるほど、セックス・生殖のメタファーとして描いているわけですね。

あやの: そして第二部のクライマックス・シーン、月面のモノリスとの邂逅の場面で
TMA-1クレーターの掘削現場の補強土壁工法の擁壁の色も黄色でしょう?



つまり、月という衛星自体が内部は大きなひとつの“黄金の林檎”である
という事をこのシーンが表現しているのよ。
だから、クラビウス基地という“知性のシンボル赤色”とモノリスの掘削現場の
“生命のシンボル黄色”が一体化して、“神への進化”へと通じているわけ。

シャル: んん~!なるほど、ヒトザルさんのムーンウォッチャーが月を見ていたのは、
武器を手に入れ知性を発達させた人類の次の到達点が“月”である、という事を
暗に示唆していたわけですね!

“黄金の林檎”と“ムーンウォッチャー”、見事はなしが繋がりましたね!!

あやの: それでは、切りの良い所で今回はここまで、御機嫌よう。

シャル: ほいじゃあ、みんなァ、暑さに負けずに元気でまた会おうね~♪




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2017.6.1

「父殺し」と「母殺し」、どちらがお好きですか?その17

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オーストリアの首都ウィーンは
“黄金の林檎”と呼ばれていた!














注意:今回は映画『2001年宇宙の旅』(1968年)の
ネタバレになってしまうので、まだご覧になっていない
方はご注意を!



あやの: みなさんお久しぶりです。お元気でお過ごしでしょうか?
我が家ではじつは玄関の柱がシロアリに侵略を受けていたという
驚愕の事実が発覚し、それが発端で大規模なリフォームが続いて
てんやわんやの状態が続いておりました。

シャル: あらま、……大変でしたね。ねえさん。

あやの: リフォームの最中は職人さんが玄関を出入りするため、花粉の季節である
にも拘らず、玄関のドア全開(笑)
……もうバタンキューの状態でした。
しかも、お風呂場を取り壊してみると、土台の柱にもシロアリが……!!!
ぐぬぬ!……き、きさまらっ、こんな所にまで侵略の魔の手を!!!

シャル: えっ!?お風呂場もシロアリさんに――――― ?!

あやの: 大工さんの伝手でシロアリ業者さんに来てもらって縁の下に潜って
薬を撒いてもらいました。
幸い、シロアリにやられていたのは玄関とお風呂場の二か所だけでひと安心。

シャル: そ、それは不幸中のさいわいでしたね。

あやの: ええ、でもお風呂場の改修中、シャワーも使えず、部屋の中でもマスクを
付けて過ごさなきゃならないという、どんな罰ゲームやねん!……てゆう感じ。

シャル: それは重ね重ね大変でしたね。

あやの: はい!それではそういう事で今回も“父殺し、母殺しシリーズ”行ってみるわよ!

シャル: ほほ~い♪

あやの: 前にもお話したと思いますけれど、
『2001年宇宙の旅』の本質的なテーマは
“日本”です!
そこを踏まえた上で、あらたな発見をしたのでご報告いたします。

まずはこちらをご覧下さい。



シャル: んんっ……?!これは、たしかフロイド博士の乗ったエアリーズ号が
月面のクラビウス基地に着陸する直前に発着口のエアロックのハッチが
開いたシーンですね。

あやの: ええ、そうよ。続いてこれも見て、……何か気が付かない?




シャル: んん~、なんでしょう?あたしには、ねえさんが何を発見したのかさっぱり
判りません……。

あやの: じゃあ、この画像を見て頂戴。エアリーズ号のコックピットから
クラビウス基地を見下ろした図よ。




そして、これが月面の山稜から見下ろした基地の様子。





シャル: んん、もう!ねえさん、あたしには何のことやらさっぱり解りません!
ちゃんと説明して下さい!

あやの: 判ったわ(笑)まずはもう一度この画像を見てちょうだい。






シャル: ああっ!こ、これはっ、……センセイっ、解りました!
あの赤くて四角い発着灯ですね!
あれが記号的な日の丸のメタファー、
いえ……あのドーム状のエアロックのハッチ
の開口してゆく形状自体が
白地の円形に黒の放射状のマーク、
つまり全体で“旭日旗”
を表現しているんですね!!









あやの: そうね、そうでもなければ、月面の連絡宇宙船発着場のエアロックのドームの
ハッチの形状をあんなに複雑で非合理的な形状にする必然性がないものね。
……もし、あるとすれば、あの形状をデザインさせた監督の都合じゃないかしら。

シャル: ああ、言われてみれば確かに……でも、そんな事今まで誰も疑問に思いません
でしたものね。

あやの: そしてエアリーズ号の赤い照明のコックピット内から見たクラビウス基地自体も
円形で放射状に形作られているの。





この基地全体が旭日旗のメタファーとして表現されてると言ってもいいわ。

シャル: むむむ、なるほど……そんな意味があったとは。

あやの: この他にも旭日旗を匂わせるようなものはいくつか見受けられるけど、














やはり、決定的といっていいシーンに旭日旗のメタファーは必ず登場するの!

これはボーマン船長がユニットAE-35の異状をHALから知らされ、
船外活動用のポッドに乗って出て行き、ユニットを交換する作業中のシーン。









シャル: こ、これは!ディスカバリー号の通信用パラボラアンテナですね!
たしかに!円盤状のアンテナに放射状に筋が拡がっていて、ボーマン船長
の宇宙服の赤がアクセントカラーになっていますよね!

これも、たしかに旭日旗のメタファー!

あやの: ――――― そして極め付けがこれ!





シャル: へっ?……これって、以前ねえさんが紹介した円環の宇宙ステーションで、
たしか四角い赤のドッキングベイと白い円形の中央塔が記号論的反転日の丸を
表してるって……。

あやの: まっことに申し訳ない!心からお詫びと訂正をさせて頂くわ。
あたしの見立てが浅かった……いえ、甘かったわ!

あの円環の宇宙ステーションにはもっと深い意味が隠されていたの!

シャル: ――――― そうなんですかっ!!

あやの:


もう一度良く見て欲しいのだけれど、この円環の宇宙ステーションは
ふたつの円環が重なっていて、一方は完成していて全体が真っ白くなっている
けれど、もう一方の円環はまだ未完成で、大半が赤茶けた錆止め剤的なものを塗った骨組み
でしか造られてない様子を見せているわ。
(※宇宙空間で錆止め剤が必要なのかどうかはアレとして)

これは、人類の進化が宇宙に進出して新たな第一段階まで達したけれど、
つぎの第二段階の進化に進めるか否かは、まだ未知数で事を暗に仄めかしている
のだけれど、あの二つ目の円環の形にもダブルミーニングがあったの!!

――――― その記号を解り易くみせると、こうよ!!









シャル: こ、これは……!そうか!この円環の部分も含めて極端に簡略化された
旭日旗のメタファーだったんですね!

あやの: そうなの、未完成部分もある二層の宇宙ステーションだよ~、って見せ掛けておいて、
じつはこんなイメージを隠していたの……しかも、隠してあったのはそれだけじゃないの!

シャル: ――――― えっ!?そうなんですか!!
他に一体どんな秘密がっ?!!!

あやの: シャルロッテ、以前あたし、スペースシャトル“オリオン号”の事をスズメガの成虫
を基にしてデザインしたって言ったでしょう?






シャル: ええ、あれはスズメガの成虫が羽を開いた姿を前後逆にしてデザインしたんだって……。
そしてボーマン船長のヘルメットのデザインもスズメガの幼虫の頭部がそのメタファー
なんですよね?









あやの: そう、そしてスズメガの中でも「羊たちの沈黙」などでドクロのマークが背中にある
不吉な蛾、メンガタススメガは学名Acherontia styx、チョウ目スズメガ科の昆虫で
メンガタスズメ属には、ヨーロッパメンガタスズメ Acherontia atropos、
クロメンガタスズメ Acherontia lachesis、メンガタスズメ Acherontia styx
などが存在しているのだけれど。





以前にも話したように、この学名には運命の女神ラケシス、アトロポスなどの名前が
使われていて、過去・現在・未来をつかさどる三女神モイライの名前なの。
そしてこの運命の女神以外にも、“別の女神”がじつは存在するの!
それが復讐の女神“ネメシス”と幸運の女神“テュケー”なの!!

シャル: ――――― ほうほう、して、その女神たちはさっきの宇宙ステーションとどう
結びつくんですか?!

あやの: 慌てないで、シャルロッテ。今からそれを順を追って説明していくから。

シャル: ほほ~い♪

あやの: まず復讐の女神ネメシスは人類の神に対する傲慢・冒涜に対する怒りと裁きを
下す、人間の宿業に対する運命の女神、という存在なの。






シャル: ほうほう。

あやの: そして幸運の女神テュケーは人々の人生を幸福の絶頂から不幸のどん底まで
突き落す、気まぐれで予測不能の気分屋の女神様。
人間万事、塞翁が馬。禍福はあざなえる縄のごとし、ってな神様ね。






ローマ神話におけるフォルトゥナに対応していて、タロットカードの
“運命の輪”というカードのモチーフになっているの。









シャル: ――――― あっ!女神フォルトゥナが手にしている運命を操るための
舵(操舵輪)が運命の輪のカードの原型になっていて、……しかも!!

あやの: ――――― そうなの!!
女神フォルトゥナの持っている舵、
タロットカードの“運命の輪”こそ、
円環の宇宙ステーションそのものなの!!






そしてタロットカードの運命の輪の上部に
スフィンクスがいるでしょう?
翼の生えた獅子、つまりスペースシャトル・
オ“ライオン”号を示してるのよ。




シャル: ――――― そ、そうだったんだ!!!

あやの: 過去・現在・未来と時を司る女神がクロトー・ラケシス・アトロポスであり、
キリスト教的近代文明的な線形的・一次元的時間の流れをしめすのが、
この三女神だとしたら、円を描き運命の輪で流れて行くニーチェの語るところの
巡りめぐる永劫回帰的な存在が運命の女神ネメシスと幸運の女神テュケーだと思うの。

シャル: あっ、センセー、質問ん!

あやの: 何かしら?

シャル: この宇宙ステーションと運命の輪は、輪が二層になっていたり、
中心の軸とステアリングをつなぐスポークの数が違ってたりしてますけど?

あやの: ――――― なかなか鋭い指摘よ、シャルロッテ!
今日のあなたはとっても冴えてるわ!!

シャル: ――――― きょ、恐縮です!

あやの: まず、スポークの数が少ない問題は、二層になっているから、
両方の数を合せて八本と強弁できない事もないわ。

シャル: あ~、たしかに……でも、もっと増やしても問題なかった気も……。

あやの: ――――― そこなのよ!

シャル: えっ?!えっ、どこなんですか?

あやの: あの円環の宇宙ステーションが二層になっていて、しかもスポークの部分が
直角に90度ずつ配置されて4本しかないのには、監督がそうしたかった
意図が逆に存在するの!

シャル: ――――― そうなんですか?!
つまり、どういう事なんです?!

あやの: これを見てちょうだい。







シャル: ああ、円環の宇宙ステーションのふたつのステアリングを並べたんですね?
一方は極端に簡略した旭日旗のメタファーですけど、……じゃあ、もう一方も?!

あやの: ――――― そうなの!運命の輪のスポークの数をワザと減らしたのは、縦横90度
ずつに直交する“十字架”を造りだすためだったの!!

シャル: ――――― そうなんだ!!

あやの: つまり十字架は“西洋近代キリスト教文明”
を表し、もうひとつは旭日旗=“日本”を表し、
このふたつが一体化する事によって、人類に
新たなる進化が起きようとしている、

っていう事なの!!

シャル: ――――― おおおおおっ!!
これはそういう意味だったんだ!!

あやの: 作品の表向きは“日本”の存在などかけらも出てこないけれど、
この『2001年宇宙の旅』という作品はさまざまなかたちで
日本的なものや日本のメタファーをその内部に織り込んでいるの。

シャル: で、でも、ねえさん、なんで“日本”なんですか?!
キューブリックは日本と近代西洋文明の一体化でなにを表現したかったんですか?!

あやの: そうね、それについての答えはおいおい説明してゆきましょう。

シャル: ほほ~い♪

あやの: それでは今回はここまでにしておきましょか。

シャル: そいじゃあ、みんな次回をお楽しみにね!
あうふびーだーぜーん!!






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あやの: ごぶさたしております。みなさん、お元気ですか?
寒い季節がまだまだ続きそうですが、いかがお過ごしでしょう?

シャル: う~~、ブルブル、寒いのは苦手です……みんな元気ィ!

あやの: みなさん、お待たせいたしました。
「土砂降りの雨 第四部」ダウンロード販売を開始いたします!

シャル: ――――― おおっ!!とうとう完結ですね!?

あやの: ええ、第四部はみなさんが予想だにしない衝撃のラストが待ち受けてるわ。
どうぞ、お楽しみに……。

シャル: ほ~い、それじゃあ、みなさん、ごっ機嫌よ~っ♪




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夏コミで販売停止を喰らったにもかかわらず!





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コミックマーケット91にて販売致します!
※[ディスク版]第三部はダウンロード販売において(前編)(後編)になっていた
ものをひとつに統合したものとして販売いたします。
どうぞよろしく!!




ディスク版CGノベル
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各¥200

コミックマーケットにて販売いたします!




30日(金) 東1ホール E31-a
UNION OF THE SNAKE

31日(土) 東6ホール 二18-b
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新田真子先生、ありがとうございまーす!!!







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奴隷戦士マヤ-現世界編-プロローグ(前編) DLsite.com直リンク Melonbooks DL









あやの: みなさんお久しぶりです日が暮れると虫の音がそこかしこから聞こえて来て
日に日に秋の気配が近付いているこの頃、いかがお過ごしでしょうか?

シャル: 暑い日が続いたと思ったら、今度は鬱陶しい雨や曇りの日が続いてますねェ。

あやの: ここでみなさんにお詫びをしなければなりません。
夏のコミケにディスク版「土砂降りの雨」第三部を販売する予定でしたが、
見事に運営側から販売停止のお達しをくらってしまいました―――――っ!!!

シャル: ま、マジすか―――――っ!!!?

あやの: わざわざ足をお運びいただいた皆様には大変ご迷惑をお掛けいたしました。
心よりお詫び申し上げます……。
ねえさん、ショックのあまりご報告が遅れてしまいました……済みません。

シャル: これに懲りずに、応援のほど、よろしくお願いいたしま~す♪




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ディスク版CGノベル
「土砂降りの雨 第一部」
「土砂降りの雨 第二部」
各¥200

コミックマーケットにて販売いたします!




金曜日 西 i ―24a
Union of the snake

日曜日 東 k ―03b
登場企画

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あやの: みなさんお久しぶりですお元気でお過ごしでしょうか?
桜の花がほころんで、ようやく春めいてまいりました。

シャル: ひさしぶりなのに、また緊急告知なんですね?

あやの: ええ、なんだかいろいろとバタバタしてしてしまって、
まとまったエッセイを書く暇が無くて、
今回は申し訳ないけど、告知だけにさせていただくわ。

シャル: そおなんだァ、……じゃあ、次回のお楽しみ、という事で。

あやの: ええ、それじゃあ、みなさん、御機嫌よう。

シャル: ほ~い、みんなァ!まったね~ん♪




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