偽造の在留カードを持っていたとして、愛知県警国際捜査課などは19日までに、中国籍で無職、劉万磊容疑者(34)=大阪市港区夕凪1=を出入国管理法違反容疑で現行犯逮捕した。劉容疑者は自宅アパートを拠点に大量の偽造在留カードを製造していたとみられる。
県警は、アパートから偽造在留カード約50枚や無地のカード約7千枚などを押収。劉容疑者が2018年9月以降、6千枚以上を偽造した可能性があるとみている。偽造カードはブローカーを通じて不法在留の中国人やベトナム人らに渡っていたとみられる。
逮捕容疑は18日午後4時ごろ、大阪市港区の自宅アパートでインドネシア人名義の偽造在留カード1枚を所持した疑い。
県警は18年11月、偽造在留カードの売買を仲介したベトナム人ブローカーを逮捕。入手ルートの捜査などから劉容疑者の関与が浮上した。