セイレムの最終戦のアビーちゃんに憑依してた外なる神、攻撃のモーションとか見るとクトゥルーに見えるけど今回のセイレムの舞台やキーワードを見るとダンウィッチの怪や銀の鍵の門を超えてのときのヨグソトースの外見と当てはまるよね。#FGO
ラヴクラフトは『ダンウィッチの怪』でダンウィッチの魔術師に召喚されたヨグ=ソトースがその娘(ラヴィニア)とのあいだに双子をもうけたって書いていた
あと『ネクロノミコン』からの引用で「ヨグ=ソトースは門を知れり。ヨグソトース門なれば。ヨグ=ソトースの門の鍵にして守護者なり。過去、現在、未来はなべてヨグ=ソトースの内に一なり」って書かれてるし、ラヴクラフトはこれを『銀の鍵の門を超えて』で「ひとつの時空連続体にに属するものではなく、存在の全的な無限の領域ーー制限をもたらす空想も数学も共に凌駕する最果の絶対領域ーーその窮極的な生気横溢する本質」である、定まった形を持たない神聖な存在として描写してる
ダンウィッチの怪の時点ではヨグソトースの外見はわからなかったけど父親から特徴を受け継いだウェイトリー家の双子についての描写があって、それが「この世界に属さない物質で構成され、通常は眼に見えない。巨大な胴体はタコやムカデ、蜘蛛を思わせる複数の脚を備え、てっぺんには何ヤードもあるウィルバーに似た顔がついてる。」っていう描写がある
ダーレスが『ダンウィッチの怪』『銀の鍵の門を超えて』を踏まえて『暗黒の儀式』において「太陽のような強い光を放つ玉虫色の球体の背後に潜む、時空の底、混沌の中で永遠に泡立ち続ける、触覚を待つ粘液状の怪物」をヨグソトースの本体としたと描写してる
つまり、『ダンウィッチの怪』で息子に見られた"父親から受け継いだ特徴"と『暗黒の儀式』で描写されたヨグ=ソトースを元にしてるからアビーちゃんの攻撃モーションや宝具が触手だったり泡立ったりしているんだと思う。銀の鍵や門については『ネクロノミコン』を元にしているからかな。
このことから、セイレムは『ダンウィッチの怪』と『銀の鍵の門を超えて』(こいつは"銀の鍵"と門"っていうキーワードにもなってる)を踏まえたストーリー、背景、ヨグ=ソトースの外見を元に書き下ろされたんじゃないかなって思う