メソッド
このページはメソッドの作成方法の概略を説明します。
コンストラクタとデストラクタ
- そのコンポーネント独自部分の初期化と後処理があるときは、コンストラクタとデストラクタを定義する。
- コンストラクタの中では、inherited予約語を使って上位クラスの初期化を行う。
- コンストラクタはふつうCreate、デストラクタはDestroyとする。
具体例については、クラス継承の仕方を参照してください。
メソッドの宣言
- メソッドの宣言は通常のクラスにおけるメソッドの宣言と同じ要領で行う。
- 下位クラスでオーバーライドさせたいメソッドは仮想メソッドとして宣言する。
- 仮想メソッドはvirtual指令を付加することにより宣言を行う。
- 下位クラスでメソッドをオーバーライドするには,メソッド宣言の末尾に override 指令を追加する。
具体例については、クラス継承の仕方を参照してください。
抽象メソッド
- abstract指令が付いたメソッドを抽象メソッドと言い、下位クラスで再宣言しないと使用できない。
例
procedure Draw; virtual; abstract;
動的メソッド
- dynamic指令が付いたメソッドを動的メソッドと言い、機能的には仮想メソッドと同じである。
- 仮想メソッドよりメモリ消費が小さいが、スピード面で劣る。
例
procedure Draw; dynamic;